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八戸 えんぶり
Hachinohe Enburi

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Feb.2007, 2008
撮影/文:中村千恵美

 

【2008年 八戸えんぶり 開催日程表】

 2月17日(日)
 ●奉納摺り
 長者山新羅神社 午前7時より
 全えんぶり組
 ●えんぶり撮影会
 長者山新羅神社 午前8時〜9時
 常番町・鳥谷部えんぶり組
 ●えんぶり組待機
 長者まつりんぐ広場 奉納摺りを終えた組から順に待機
 全えんぶり組
 ●えんぶり行列
 長者まつりんぐ広場から午前10時に出発、鍛冶町を通って八戸市中心街へ
 全えんぶり組
 ●一斉摺り
 八戸市中心街(三日町・六日町・十三日町・ヤグラ横丁) 午前10時40分〜11時20分
 全えんぶり組
 ●御前えんぶり
 市庁前市民広場 午後0時30分より
 妙えんぶり組
 ●えんぶり公演(有料)
 八戸市公会堂 午後1時〜4時終了予定
 大久保・細越・子供えんぶり組
 ●お庭えんぶり(三八五交通(株)主催)
 更上閣 午後2時〜2時40分程度
 八戸えんぶり研賛会
 ※1人 1,000円(甘酒つき)
 ●八戸えんぶり実演
 八食センター 午後3時より
 八太郎えんぶり組
 ●かがり火えんぶり
 市庁前市民広場 午後6時、7時、8時のそれぞれ3回
 百石・田代・新組えんぶり組
 ●お庭えんぶり(有料・要予約)
 更上閣 午後6時、8時からの2回
 日計・平内えんぶり組

 2月18日(月)
 ●八戸えんぶり実演
 八食センター 午前11時・午後1時の2回
 石堂・日計えんぶり組
 ●えんぶり公演(有料)
 八戸市公会堂 午後1時〜4時終了予定
 山道・糠塚・子供えんぶり組
 ●お庭えんぶり(三八五交通(株)主催)
 更上閣 午後2時〜2時40分程度
 新井田横町えんぶり組
 ※1人 1,000円(甘酒つき)
 ●かがり火えんぶり
 市庁前市民広場 午後6時
 玉掛えんぶり組
 ●かがり火摺り
 市庁前市民広場 午後7時30分
 塩町・東十日市・八太郎・市庁・福田上えんぶり組
 ※一斉摺りの雰囲気が味わえる一夜限りの特別公演です
 ●お庭えんぶり(有料・要予約)
 更上閣 午後6時、8時からの2回
 仲町・重地えんぶり組

 2月19日(火)
 ●八戸えんぶり実演
 八食センター 午前11時より
 尻内えんぶり組
 ●えんぶり一般公開
 市庁前市民広場 午後1時・午後2時の2回
 常番町・尻内えんぶり組
 ●お庭えんぶり(三八五交通(株)主催)
 更上閣 午後2時〜2時40分程度
 新井田仲町えんぶり組
 ※1人 1,000円(甘酒つき)
 ●かがり火えんぶり
 市庁前市民広場 午後6時、7時、8時のそれぞれ3回
 鳥屋部・十一日町・平内えんぶり組
 ●お庭えんぶり(有料・要予約)
 更上閣 午後6時、8時からの2回
 妙・中居林えんぶり組

 2月20日(水)
 ●えんぶり一般公開
 市庁前市民広場 午後1時・午後2時の2回
 櫛引上・上組町えんぶり組
 ●お庭えんぶり(三八五交通(株)主催)
 更上閣 午後2時〜2時40分程度
 東十日市えんぶり組
 ※1人 1,000円(甘酒つき)
 ●かがり火えんぶり
 市庁前市民広場 午後6時、7時、8時のそれぞれ3回
 荒谷・日計・妙えんぶり組
 ●お庭えんぶり(有料・要予約)
 更上閣 午後6時、8時からの2回
 塩町・石堂えんぶり組

 2月21日(木)
 ●お庭えんぶり(有料・要予約)
 更上閣 午後6時、8時からの2回
 売市・大久保えんぶり組

 2月22日(金)
 ●お庭えんぶり(有料・要予約)
 更上閣 午後6時、8時からの2回
 小中野・横町えんぶり組

これらの日程は各サイトや新聞などで調べたものなので、もしかしたら時間等が変更になってるかもしれませんが・・・その際はどうぞご了承くださいね。


■ 八鶴工場での門付け
 

■寒空の下、更上閣で見るお庭えんぶり
東十日市えんぶり組の烏帽子は、他の組に比べて少々赤味がかってますねぇ。
 

■ 三八五交通(株)主催で開かれたお昼のお庭えんぶりの様子です。

3人の太夫さんが同時に烏帽子の前髪を靡かせる姿がイイですね。
   

あ、さて♪ あ、さて♪ あ、さてさてさてさて♪ さては南京玉すだれ♪
扇子の柄をあしらった衣装を身に纏い、祝福芸の1つである玉すだれを披露してくださいました。
玉すだれも、金切輪と同じように限られたえんぶり組でしか見る事が出来ません。
 
東十日市えんぶり組の恵比寿舞は、大人の方がやっていらっしゃるんですね。
それにしても、この方は恵比寿様にピッタリだなぁ!
笑った顔が如何にも恵比寿様って感じで、はまり役だなと心から思いました。
 


■ 礼儀に始まり、礼儀に終わる

八戸市中心街での一斉摺りを終えた後、最後に必ず行かなければならない場所があります。
それは、八戸市公会堂の隣にある三八城神社。
行きは新羅神社から始まって、帰りは三八城神社で終わるんですね〜。今まで知りませんでした。
 

長者山で受付をした順番にえんぶり組が訪れ、三八城神社神殿前で整列し、参拝していきます。
ここで、各えんぶり組は新羅神社で渡された番号札を返し、取締組の6組は太夫さんが腰に差していた刀をきちんと返すことになっています。
 


おわっ! 空木(うつぎ)の花が付いてる烏帽子を被った、石堂えんぶり組の藤九郎さんだ!
去年は赤い空木の花を付けていたような気がするけど、何で今年は白い空木の花になったんだろう?
(昔つけていた白い空木の花を、今年復活させたとか聞いたけ)
 

最後に三八城神社へ参拝した組は、長者まつりんぐ広場で優美な摺りを見せてくれた中居林えんぶり組でした。
これでようやく、一斉摺りの日程は全て終了した事となります。
 

34のえんぶり組が奉納摺りを全て終えたため、神社から宮司さんが出てきました。
 


■ 八戸市中心街にて一斉摺り

賣市えんぶり組が取締組である事を示す旗が、風を受けて揺れています。
(取締組=糠塚えんぶり組、内丸えんぶり組、十一日町えんぶり組、横町えんぶり組、中居林えんぶり組、賣市えんぶり組)
 

途中、各えんぶり組が足を止めて参拝代わり(?)にジャンギを鳴らす場所があります。
それは、八戸市廿六日町に鎮座している 神明様 こと 神明宮。
神様へ失礼のないように、きちんと整列をして境内に向かって深々と頭を下げます。
 

各えんぶり組が所定の位置についた後で、いよいよ一斉摺りが行われます。
 

どうさいえんぶりの中でも特に激しい動作をする大久保えんぶり組の太夫さんは、摺る前にちゃんと準備運動を行っているんですよ。
 

これは金輪切と呼ばれているもので、松の舞やえんこえんこと同じように祝福芸の1つなのだそうです。
恵比寿舞や大黒舞などといった祝福芸とは違い、金輪切は特定のえんぶり組でしか受け継がれていないようです。
多分、禁止令などで廃れていった芸の1つなんじゃないでしょうか?
 

恵比寿舞はどのえんぶり組でもお馴染みですね。
鯛を釣るまでの動作などが面白く、観光客の目を釘付けにしてしまいます。
 

せっかく同じ場所で一斉摺りが行われているのだから・・・ということで、他のえんぶり組にもお邪魔してみることにしました。
六日町の通りでは、塩町えんぶり組が弾むように摺っていました。
 

ありゃ、剣吉えんぶり組はもう摺り終わっちゃったのかな?
それにしても、このえんぶり組はいつも和やかな雰囲気に包まれていますよねぇ。
剣吉の太夫は学生さんのようですし、きっと普段から仲が良いのでしょう。
 

あっ、長者まつりんぐ広場で藤九郎の烏帽子を被せてくれた尻内えんぶり組の親方さんだ!
ここでも観光客のお子さんに「持ってみるが?重いぞ?」と言ってジャンギを持たせてあげていました。
ふむふむ、尻内えんぶり組は気前の良い方が多いんだな〜。観客の立場からすれば、大変ありがたい存在です。
 

 


■ つかの間のひととき

一斉摺りが始まるまでの間、各えんぶり組の皆さんは今年から長者まつりんぐ広場にて待機することとなりました。

 

お囃子が鳴り始めると、中居林えんぶり組の周りに自然と人が集まってきました。
どうさいえんぶりの摺り方や動作は多くの組を見てきているので何となくわかってきたんですが、
ながえんぶりの摺り方は未だにわからない部分が多いんですよね〜。。。
動きの激しいどうさいえんぶりが撮りにくそうですが、実はながえんぶりの方が撮影しにくかったりします。
 

こちらは中居林えんぶり組の藤九郎の烏帽子でございます。
 


■ しばれる朝に奉納摺り

ながえんぶりの藤九郎さんが被る烏帽子には、椿の花か空木(うつぎ)の花をかたどったものがつけられているんですよ。
 


ジャンギを両手に持ち、神社に参拝する日計えんぶり組の太夫さん達。
 

無事に参拝を終えた太夫さん達は、神社に摺りを奉納します。
   

扇子で空気を切るかのような機敏な動作が、観客の目を引きます。
どの組の太夫さんもジャンギは持っていますが、扇子はごく限られた組しか持っていないようですよ。
 

■ 中心街での一斉摺りが終わり…
 ただいま、三八城神社に各えんぶり組がお参りに来ています。
 


■ 深々と冷え込む、長者山新羅神社にて・・・

2月17日、午前零時。
吐いた息が凍りつきそうな寒さの中で、
番号札を受け取りに来たえんぶり組が新羅神社の鳥居前で摺っている事を皆さんはご存知でしょうか?

今年の一番札は、階上町の田代えんぶり組が受け取っておりました。
八戸えんぶりは奉納摺りが一番最初だと思っておりましたが、この時間帯に行われる摺りもあるという事を人づてに聞きまして。
前日の深夜から長者山新羅神社に足を運び、その様子をこの目でしかと見て参りました。
 
二番札を受け取った大久保えんぶり組の力強い動作を撮影しながら、どうさいえんぶりの摺りにしばしの間、引き込まれておりました。。。
朝の奉納摺りまで待ち切れないと言った様子で摺る姿には、えんぶりに対する熱い想いが溢れているな、というように感じます
 

一通り摺りを終えた後で、白い息を吐き出す太夫さん達。
それにしても、この時期の八戸市は本当に冷え込みますね。
深夜という時間帯でもあったためか、寒さが肌に刺さるような感じでした。
 


■ 春を呼び起こせ、南部地方えんぶり

南部芸能伝承館 で行われた2回目の一斉摺りの様子を紹介していきたいと思います。
  

大黒舞は踊りも勿論そうですが、大黒様に扮した衣装や持ち物など、その全てがおめでたいもののように感じてしまいます。
 

あ、真新しい烏帽子の太夫さんがここにもいました。風に吹かれて前髪が靡いている姿、実にかっこいいですねぇ。
 

この写真は、稲刈りをしていて腰を痛めた右側の子を左側の子が「もう少しだすけ頑張るべや〜」と励ましているシーンです。八戸えんぶりではあまり見たこと のない祝福芸だったけど、もしかして南部地方えんぶりならではの祝福芸だったんでしょうか? うーん、えんぶりは奥が深いなぁ・・
 

ややっ、こちらも八戸えんぶりでは見かけない祝福芸ですなぁ。東通村の餅つき踊りをする女性の方と格好が似ていましたけど、この子達は田植えをする娘っことして祝福芸を披露しておりました。
 
鯛を釣ろうと思ったら、長靴ならぬ爪子(つまご)が釣れちゃったよ!?Σ(゚д゚lll) 恵比寿舞いのユーモラスな演出で、観客の皆さんは笑いの渦に包まれておりました。
 


八戸えんぶりを追いかけていると、「どうさいえんぶりとながえんぶり、どっちが好き?」なぁ〜んていう質問をされたりしますが・・・私個人としては摺りの激しいどうさいえんぶりが好きなんです。太夫さん達の摺りを見ると「ああ、今年もこの時期がやってきたなぁ」ってしみじみしちゃいます。
 

「奉納摺り」とは、毎年2月17日の早朝に各えんぶり組が集合して、長者山の新羅神社に摺りを納めるという一連の行いを指しています。実は私、今まで奉納摺りを見たことが無かったんですが・・・今年はどうにか早起きに成功し、初めて見に行くことが出来ました!
各えんぶり組が奉納摺りを済ませている間、境内では集まってくれたお客さんのために午前8時から撮影会を行います。
朝早い時間だというのに、たくさんのお客さんがいたのでびっくりしました!! 
   

祝福芸は小さい子供達に任せるえんぶり組が多い中で、今やこういう年配の方がやられる祝福芸は大変貴重になったと思います。もちろん、子供達が披露する “えんこえんこ”や“恵比寿舞い”も可愛くて良いのですが、長年練習を積んできた祝福芸を見るのもまた良いものです。
 


えんぶり行列・一斉摺りは、2月17日 午前10時〜 の1回のみしか行われないという貴重なイベント。八戸市中心街にて、えんぶりに参加する全ての組が行列を成して摺りを見せてくれるので、これを見逃すと損失感がでかいですよ。
えんぶりには どうさいえんぶり と ながえんぶり の2種類があると前にも書きましたが、一斉摺りではその2つを一気に見ることが出来ます。おまけに、えんぶり組の子供達が披露する祝福芸も一緒に見られるんですねぇ。写真は、子供達が祝福芸の一つである大黒舞を披露している様子です。ほら、よく見ると打出の小槌を持って踊っているでしょ?
 

この写真も、祝福芸の一つであるえびす舞を披露している様子です。
 えびす舞を簡単に説明すると・・・えびすに扮した子供達が、踊りを交えながら釣竿を持って鯛を釣るという動作の一連ですね。もちろん、釣竿や鯛は本物 じゃありませんよ?w だけどこのえびす舞、鯛を釣るまでの過程が面白い&演じる子供達が可愛い ので、観光客に結構人気があるんです。
 


■ 南部地方えんぶり 初日の様子を紹介していきたいと思います。

 奉納摺りを終えた11組のえんぶり組は、行列を成して上町から一斉摺り会場の南部芸能伝承館まで移動していきます。
 

南部地方えんぶりではながえんぶりを摺る組がないらしく、動きの激しいどうさいえんぶりが披露されていました。
烏帽子が振り落とされるんじゃないかってくらい、本当に激しく摺るんですよ。

   



この写真は、2007年の12月1日に行われた 新幹線はやて開業5周年イベント にて披露された日計えんぶり組の摺りを撮ったものでございます。
 











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