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福岡県福岡市西区 今宿古墳群

Imajukukofungun,Nishiku,Fukuoka city,Fukuoka pref.

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Jan.29,2024 瀧山幸伸 source movie 

"今宿古墳群 丸隈山古墳 大塚古墳 鋤崎古墳 飯氏二塚古墳 兜塚古墳 山ノ鼻一号墳 若八幡宮古墳"

史跡名勝記念物 史跡 19280207 福岡県 福岡市西区大字周船寺・今宿町・大字今宿青木・大字飯氏・大字徳永 33.56505033 130.2460701

飯氏二塚古墳

         

兜塚古墳

       

丸隈山古墳

         

山ノ鼻一号墳

             

若八幡宮古墳

                   

大塚古墳

              

鋤崎古墳

             

 


Sep.29 ,2015 田中康平

福岡県 福岡市西区周船寺

国指定史跡、指定年月日: 1928.02.07(昭和3.02.07)

現在は今宿古墳群の一部として指定

5世紀前半に作られた横穴式石室を持つ前方後円墳で、この形式では最も古いものの一つとされる。石室および石棺は鉄格子越しに見ることができる。

この古墳は江戸時代にはすでに知られており貝原益軒が著した『筑前国続風土記』に丸隈山古墳の発見話が記録されているという。

出土品(銅鏡、刀、勾玉など)は近くの妙正寺で保管されている模様。

国指定文化財等データベース、関連部分の解説文:福岡市の西部、博多湾西側には今宿平野と呼ばれる小平野が所在する。東西3km、南北1.5kmに及ぶ平野部とその背後にある丘陵部には、11基の前方後円墳と350基以上の群集墳が良好に残存し、ひとつの古墳群を形成している。(中略)。

5世紀前半の丸隈山古墳は全長84.6mを測り、墳丘規模はこの古墳群最大である。主体部である横穴式石室は鋤崎古墳に次ぐ型式のものである。(中略)。

今宿平野では、4世紀半ばから6世紀前半までの約150年間、消失したものを含めると13基の前方後円墳が築造された。同一地域の中で古墳時代を通して前方後円墳が継起的に築造される例は全国的にも珍しく、その上、初期の横穴式石室をもつものや甲冑を保有するものがある。この地域が大陸文化を受容する門戸に位置していることを考えると、これらの古墳は九州北部地域における古墳時代の政治動向だけでなく、大陸や畿内の中央政権との関わりを知る上でも重要である。よって、既指定の3基の前方後円墳を統合するとともに、新たに4基の前方後円墳を追加指定し、「今宿古墳群」と名称を変更し、一体的に保護を図ろうとするものである。

                          

 

 

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