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喜多方 Kitakata


蔵の街並

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General
地区ごとに特色ある蔵の街
Nature
 
Water
清純な水と酒。
Flower
 
Culture
土蔵の伝統が現代の生活に活かされている美しい街並。
Facility
 
Food
ラーメンにこだわると町の良さを発見できない。


喜多方蔵めぐり

その1June 2004 Preview video 500Kbps HD 1280x720 Video FAQ

その2 June 2004 Preview video 500Kbps HD 1280x720 Video FAQ





 喜多方は近隣の物資の集散場所として発達した商人町で、会津の北部に位置していたことから北方(きたかた)と称されていた。市全体には2600余りの蔵がある(市資料)。物資を保管する蔵、酒などを製造する蔵、そして蔵座敷で快適に生活する蔵。市内それぞれで特色ある蔵の街並を形成しており、一概に述べることは難しい。
蔵の街のミニテーマパーク「蔵のまち四季彩館」やラーメン屋巡り、酒蔵巡りを楽しむのも良いが、地域別に蔵の生い立ちとその街並を探ってみることとしよう。

杉山地区
 
 杉山部落は喜多方市街地から北に9キロほど、米沢への街道沿い、戸数二十弱の、木炭と菅笠の材料となる菅の生産で生計を立てていた小さな農村である。
道の両側に民家と蔵が迫り、母屋に連結した蔵も多い。 この集落の蔵は意匠に優れている。それがどのような理由で建てられたかは定かではないが、母屋と連結して内部が漆塗りの蔵座敷として丁寧にしつらえられている蔵もある。蔵は冬暖かく夏涼しいので客人向けの座敷としての目的があったのではなかろうか。一部の蔵は母屋から独立して建っており、菅の保管庫としての役割を持っていた蔵も多い。
 蔵の外壁は白または黄漆喰、あるいはなまこ壁で、 切妻または半切妻の二重屋根である。外壁の色、観音開きの防火扉の意匠、自己主張の強い屋号のデザインや屋根の形状、中には梁をあらわした蔵まであり、全てデザインが異なっている。人の目を意識した「見せる蔵」として鮮烈である。
 日本の各所にある住宅や蔵は、近隣の各建築主が競って建てた結果、美しい街並を形成するに至った事例が多いが、それらと同様、建築の競演があったのであろうか。イタリアの「塔の街」サンジミニャーノをほうふつとさせる。そこでもロミオとジュリエットの時代に各当主が競って高い塔を建築した、その遺産が現在も使われ続けていることで世界の注目を集めている。
 このような美しい蔵の街並で生まれ育った人は幸せだ。建物は単なる機能ではなく、人と文化を育てる入れ物なのだ。街並をさらに美しく演出する後背の山、用水路を流れる水、各民家の美しい庭園など、この街並を歩くと、異次元空間にタイムスリップしたのではないかと思わせる不思議な雰囲気に遭遇する。
各蔵の配置と意匠はささまざまで、道路も微妙に湾曲しており、街並探訪の往路と復路とでは、街並の姿が全く変わって見えるのが面白く、シーケンスの変化と言う点では興味深い街並だ。杉山を見ずして喜多方の蔵は語れない。







三ツ谷地区

 杉山から2キロほど市内寄りの小さな集落である。この地区に明治30年代レンガ工場が誕生し、そこで生産されたレンガを利用して切妻の蔵が五棟ほど建築された。ドイツ人技師が蔵の壁に赤レンガを使用したのがその始まりといわれており、確かに窓の形状などに洋風の雰囲気が見られる。
有名なラーメン店に隣接した蔵や豪農の屋敷に建てられた蔵は、数は少ないが、焼きすぎで渋めの色合いの赤レンガが空の青さに映え、植栽とのコントラストが美しい。
素材が持つ色と質感により、特徴ある街並が形成されている。

【赤レンガのラーメン店 】
テレビの取材はラーメンが目的だが、良い蔵を持っている。


【豪農の蔵】


【三ツ谷入り口の民家と蔵】


【三ツ谷から見る飯豊(いいで)連峰】
喜多方から見る飯豊連峰には、夏まで残雪がある。神秘的で美しい山岳信仰の山だ。


南町地区
 この地域の蔵は、商家の店蔵または蔵座敷としての用途であり、切妻が多い。周辺農村部からの物産を集積するとともに、周辺向けの物資を売り裁いていた商人町の蔵である。
ここでは蔵の連続が美しい街並を形成している。 看板と電柱が無くなればさらに魅力が増すだろう。



中央通り
 この付近の蔵は、ほとんどが蔵座敷である。蔵は断熱性が良く、生活するには夏冬ともに快適である。最近の研究成果として、縄文の竪穴式住居も屋根を土で覆っていたのではないかと考えられるようになった。「ツチグモ」と呼ばれていた人々の生活様式があったのはこれではないかと。井上靖のあすなろ物語の読者は、蔵に住むということに対して非日常的な印象を抱くのだが、実は日本の風土に合った合理的な建築、生活様式であったのではなかろうか。喜多方では、その遺伝子を引き継いで、蔵に住むという文化を保っているのかもしれない。若喜レンガ蔵(地図1)でその様子が見学できる。



大和川酒造、清川酒造

 喜多方は磐梯山や飯豊連峰など周囲の山々からの伏流水が湧出する場所であり、新鮮な水と米から良い酒が醸される。こんこんと湧き出る水はぜひ飲んでみて欲しい。そのまろやかさは格別である。
 大和川酒造(地図2)と清川酒造(地図3)は酒蔵を無料開放しており、見学や試飲に興じる訪問者が多い。清川酒造は女杜氏の佐藤さんで有名である。

 大和川酒造の近隣には、蔵作りを模した和風建築が並んで、街路の石張り舗装とあわせ美しい街並景観を形成している。 一方の中央通では、商店街のアーケードが街並を隠しているのが残念だ。平行して走る裏通り、喜多方ラーメン発祥の源来軒(地図5)から北へ行く道を甲斐酒造まで散歩すると街並を楽しめる。



甲斐酒造 (地図4)
 喜多方の蔵と言えば甲斐酒造が代表するほど大きな蔵だ。蔵の仕組みから蔵座敷の生活様式まで学べる。時間が無い人にもここだけは訪れて欲しい施設である。




喜多方の路地 Sep.2003Preview video 500Kbps Hi Quality

喜多方 蔵と酒 Aug.2003 Preview video 500Kbps Hi Quality

有名な女性杜氏佐藤さんの醸造所を訪ねる。大旦那が無農薬米の生産と酒作りの奥義を披露してくれた。



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