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館林 旧上毛モスリン事務所
Tatebayashi Jomomosurin office

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Nov.2008 撮影/文 柴田由紀江

旧上毛モスリン事務所
群馬県館林市城町2-3
明治42年(1909年)竣工 設計者:不詳
昭和53年、群馬県指定重要文化財となる

館林市が「歴史の森」と称して文化財を移築した公園の中に、この擬洋館は佇んでいる。
明治中期に、館林周辺の技術的伝統である機業で成功した「上毛モスリン株式会社」が社屋として建てた建築物である。
尺貫法を用いた入母屋造りで内部構造も小屋組みを基本とした日本建築でありながら、外観はシンメトリーで屋根の張り出しが浅く、縦長の上げ下げ式窓や柱の装飾、階段の手摺り子の意匠や天井の中心飾りに至るまで、実に優雅な洋館としての風格に満ちている。
上毛モスリンという洒落た社名に心惹かれたが、実はモスリンは一般的にはメリンス(関西ではメレンス)と呼ばれる繊維の別称で、上毛モスリン社はこの繊維の独自開発により企業規模を拡大したという。
大幅にレストアされた物かレプリカなのかは不明だったが、建物1階に飾られた馬車の美しいフォルムに魅了され、暫し撮影も忘れ立ちつくした。




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