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兵庫県 芦屋市 虚子記念文学館

(Kyoshi Memorial Museum, Ashiya City, Hyogo)

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Apr.2011 野崎順次

兵庫県芦屋市平田町8−22

撮影日: 2011年4月23日

建築設計: 好川 忠延

構 造: 地上2階地下1階鉄筋コンクリート造

高濱虚子没後四十年、ついに虚子を顕彰する念願の「虚子記念文学館」の完成を見ることが出来た。これは「ホトトギス」一門にとっては勿論、全俳壇にとっても待ち望まれた喜びである。

虚子は生涯を通じ二十万句を超える俳句作品を始め、小説、写生文など明治・大正・昭和にわたり驚異的な数の文学作品を残したばかりか、多くの優れた作家を育成した。また昭和九年には初めて本格的な『新歳時記』を編み、その序文で季題に対する明快な見解を示した。ここにおいて現代の日本人の根本的な季節感が完成したといえる。この歳時記はまさに虚子の永遠の名作の一書である。

さらに虚子の業績の中で忘れてはならないのは現在につながる女性俳句のきっかけを作ったことである。女性の俳句に目を向け、いち早く女性に俳句をつくらせた。今日の女流俳人隆盛の源流が虚子に遡ることを考えると、その先進性は驚くばかりである。

入場券とパンフレット

建物外観、受付、談話室

企画展示室 深川正一郎展

常設展示室 高浜虚子

図書室

地下1階、多目的ホール

参考資料

虚子記念文学館HP

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