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兵庫県養父市 名草神社(旧帝釈寺妙見宮)
Nagusajinja, Yabu city, Hyogo

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養父市八鹿町石原妙見1755-6 名草神社 本殿 重文 近世以前/神社 江戸後期 宝暦4(1754) 桁行17.6m、梁間9.0m、一重、入母屋造、千鳥破風付、向拝三間、軒唐破風付、こけら葺 棟札3枚 20100629
養父市八鹿町石原妙見1755-6 名草神社 拝殿 重文 近世以前/神社 江戸中期 元禄2(1689) 懸造、桁行11.7m、梁間5.2m、一重、入母屋造、こけら葺 棟札1枚 20100629
養父市八鹿町石原妙見1755-6 名草神社三重塔 重文 近世以前/寺院 室町後期 大永7(1527) 三間三重塔婆、こけら葺 19040218

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May 5,2015 大野木康夫 movie

5月5日は妙見祭で、日光院はごった返しており、訪問しませんでした。

神社入口付近

三重塔

拝殿へ

拝殿

ザゼンソウ

社務所の彫刻

再び拝殿

本殿

帰路、拝殿

三重塔






May 6, 2014 瀧山幸伸

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movie

A camera



B camera







June 2011 撮影:大野木康夫 HD video

所在地 兵庫県養父市八鹿町石原字妙見1755-6

名草神社は、妙見山の山中に鎮座し、中世から近世にかけて但馬地方における妙見信仰の拠点として栄えた。
本殿は、出石城下の大工と地元大工が棟梁を務め、正面向拝廻りの華やかな彫刻など、躍動感のある構成となっている。
拝殿は、割拝殿形式の希少な遺構である。
名草神社は、特異な平面と空間構成をもつ大型社殿で、豊かな彫刻や彩色で飾られ、当地方における先駆的な装飾をもつ神社建築として貴重である。
(国指定文化財等データベースより)

現在の名草神社は、標高1,139mの妙見山の中腹にあり、中世以降、帝釈寺妙見宮(但馬妙見)として日本三大妙見の一つに数えられ、多くの人々の信仰を集めたところです。
神仏分離令により、帝釈寺日光院は麓の成就院に移転させられ、妙見宮本殿、護摩堂、三重塔は延喜式に記載があるが詳細が不明であった「名草神社」の社殿とされました。
公共交通機関はないため、車で妙見蘇武林道(舗装されています。)を登ります。

参道の周辺には、「妙見杉」と呼ばれる杉の大木が生い茂っています。
駐車場から少し上ると、三重塔が見えてきます。

三重塔の前には、平成3年の台風19号の強風で倒れた「妙見の大杉」(樹齢1500年)の株と幹が残されています。

三重塔(重要文化財)

建築年代 大永7(1527)年
構 造 三間三重塔婆、こけら葺

元は尼子経久が寄進し、出雲大社境内にあった「杵築の塔」で、江戸時代前期の出雲大社本殿の建築に際し日光院が妙見杉の大木を提供したことから、寛文5(1665)年に妙見宮に移築されたものです。
昭和62(1987)年に大修理を行ったため、朱塗りが鮮やかです。
なお、神仏分離令により、祀られていた虚空蔵菩薩像は他の仏像や諸資料等とともに現日光院に移されています。

三重塔の蟇股には梵字が彫られています。


三層目の軒の垂木には、四猿(見ざる、言わざる、聞かざる、思わざる)の彫刻が座っています。

一層目の軒には、力士の彫刻が貼りついています。

三重塔から拝殿へ向かいます。
境内にも杉の大木が生い茂っています。

拝殿(重要文化財)

元禄2(1689)年の建築
構造等 懸造、桁行11.7m、梁間5.2m、一重、入母屋造、こけら葺

懸造の割拝殿ですが、かつては妙見宮の拝殿兼護摩堂でした。
本殿に向かって左側の天井は、護摩で黒くすすけています。

本殿(重要文化財)

宝暦4(1754)年の建築
構造等 桁行17.6m、梁間9.0m、一重、入母屋造、千鳥破風付、向拝三間、軒唐破風付、こけら葺

元は妙見宮本殿で、権現造に近いとされていますが、むしろ仏堂建築の要素が強い感じです。
神仏分離で強引に神社とされた京都の八坂神社(旧祇園感神院)本殿(祇園造)を思い出してしまいました。
いずれにせよ、九間の桁行を誇る大きな建築です。
木の狛犬や向拝の彫刻が特徴的です。

明治の神仏分離の影響が現代にも若干尾を引いている感じです。
本来麓の現日光院も訪問すべきでしたが、先の予定を優先してしまいました。

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