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京都府京都市東山区 祇園甲部歌舞練場・弥栄会館
Gion Kobu Kaburenjo,Higashiyamaku, Kyoto city,Kyoto

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Aug.2016 中山辰夫

京都市東山区祇園町南側570−2

現在、京都には祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東の5つの花街があり、これを総称して五花街(ごかがい)と呼んでいる。
「祇園甲部歌舞錬場」付近は、「祇園さん」の名で知られる八坂神社の門前町として栄え、現在でも江戸時代の茶屋建築の面影を残す風情ある街並みが独特の情緒を形作っており、京都で最大の花街である。
江戸・寛永年間(1624〜 45)年に祇園社(現在の八坂神社)の門前で営業された水茶屋が始まりとされる。京都所司代板倉重宗によって茶立女(ちゃたておんな)を置くことが許可され、門前の茶屋町を「祇園町」と称するようになった。四条河原町に芝居小屋が建てられたのもこの頃である。

祇園甲部歌舞練場は、明治に入り東京奠都によって繁栄に陰りが差した祇園を立て直すため、一力亭の九代目当主・杉浦治郎右衛門が1873(明治6)年に、新しい歌舞芸能として考案した「都踊り」開催場として建設したことに始まる。
京都博覧会でその余興として「都をどり」を企画・創設し、第1回の「都をどり」の振り付けを井上流・井上八千代が担当した。
現在も、「祇園甲部歌舞会」の舞踊は京舞井上流で、春に「都をどり」、秋には「温習会」の公演を行っている。

歌舞練場へは花見小路から入る。そこには、創建に尽力した九代目当主・杉浦治郎右衛門が構えた赤壁の「一力亭」がデ〜ンと存在している。
    
暫くは花街の風情が体感できる街並みが続く
               

歌舞練場周辺 花見小路の突き当りは建仁寺の北門
   
   

玄関を通ると建物が集中している。本館が見えにくい。八阪歌舞場碑

正面 国登録有形文化財
構造:鉄筋コンクリート造 平屋建 瓦葺寄棟造 銅板 瓦葺の建物。建築:1936(昭和11)年
    
敷地西側の花見小路に面して建ち,アプローチを構成する重要な要素

祇園歌舞練場玄関 国登録有形文化財
構造:木造平屋建 瓦葺 建築:1913(大正2)年
解説:東側本館,南側別館,北側の弥栄会館に囲まれた位置に建ち,演舞会時には一等玄関・一等待合に使用されてきた。
入母屋造の主体部に唐破風の車寄を接続した形態で,主体部は45畳と30畳の板間に分かれていた。入口に相応しい堂々とした外観を備えている。
 


祇園歌舞練場別館 国登録有形文化財
構造:木造二階建 瓦葺  建築:1913(大正2)年
解説:本館の南側に接する東西棟・妻入の細長い建物で,1階は当初70畳敷の点茶席,2階は休憩室・待合室で床・棚付の2室とする。
正面となる西面は車寄の唐破風,玄関となる妻庇上の千鳥破風,入母屋造の妻飾が階段状に続き,躍動感のある外観を構成している。
          

祇園歌舞練場本館 国登録有形文化財
構造:木造二階建 一部地下一階 瓦葺 建築:1913(大正2)年
解説:西面して建つ木造2階建で,広大な南北棟の入母屋造・瓦葺屋根を架け,西面に千鳥破風を設ける。
北側を舞台,南側を客席とした構成で,良質の檜材を用いた丁寧なつくり。記念的な木造の大劇場建築であり,明治期の祇園町都踊りの盛況を物語っている。
万寿小路に面しており、祇園歌舞錬場の裏側は万寿小路に面しており、崇徳院の御廟がある。
       


八坂倶楽部 国登録有形文化財
構造:木造2階建 瓦葺 建築:1913(大正2)年
解説:木造2階建,入母屋造・瓦葺の大屋根を架けた建物で,敷地南奥に建つ。北面西側に軒唐破風付の玄関を設け,東面と南面から庭園を望む。1階は特等客向けの待合・点茶などに用いられ,2階は広大な132畳敷の客席と舞台からなる広壮な舞台座敷としている。
                    

回遊式庭園
      

弥栄会館 国登録有形文化財
建築:鉄骨鉄筋コンクリート造、地上5階建、地下一階、瓦葺 建築1936(昭和11)
解説:鉄骨鉄筋コンクリート造,地上5階地下1階建で,南面して建つ。各階に銅板瓦葺屋根をかけ,塔屋状の正面中央部は付庇や宝形造屋根が城郭の天守を思わせる造形で,和風意匠の伝統を巧みに織り込んでいる。設計は劇場建築を手がけた木村得三郎,施工は大林組。
                               


Sep.2011 大野木康夫 

2011.8.7撮影 

祇園甲部歌舞練場・弥栄会館(国登録有形文化財)

所在地 京都府京都市東山区祇園町南側570-2

祇園甲部歌舞練場と弥栄会館は四条花見小路から南へ行くと東側にあります。
建仁寺の北東に当たります。
土地及び建物は学校法人八坂女紅場学園の所有です。

玄関

大正2(1913)年の建築
木造平屋建、瓦葺、建築面積286u

東側本館,南側別館,北側の弥栄会館に囲まれた位置に建ち,演舞会時には一等玄関・一等待合に使用されてきた。
入母屋造の主体部に唐破風の車寄を接続した形態で,主体部は45畳と30畳の板間に分かれていた。入口に相応しい堂々とした外観を備えている。

別館

大正2(1913)年の建築
木造2階建、瓦葺、建築面積712u

本館の南側に接する東西棟・妻入の細長い建物で,1階は当初70畳敷の点茶席,2階は休憩室・待合室で床・棚付の2室とする。
正面となる西面は車寄の唐破風,玄関となる妻庇上の千鳥破風,入母屋造の妻飾が階段状に続き,躍動感のある外観を構成している。

本館
大正2(1913)年の建築
木造地上2階一部地下1階建、瓦葺、建築面積1035u

西面して建つ木造2階建で,広大な南北棟の入母屋造・瓦葺屋根を架け,西面に千鳥破風を設ける。
北側を舞台,南側を客席とした構成で,良質の檜材を用いた丁寧なつくりになる。
記念的な木造の大劇場建築であり,明治期の祇園町都踊りの盛況を物語っている。

弥栄学園

昭和11(1936)年の建築
鉄骨鉄筋コンクリート造地上5階地下1階建、瓦葺、建築面積1272u

鉄骨鉄筋コンクリート造,地上5階地下1階建で,南面して建つ。
各階に銅板瓦葺屋根をかけ,塔屋状の正面中央部は付庇や宝形造屋根が城郭の天守を思わせる造形で,和風意匠の伝統を巧みに織り込んでいる。
設計は劇場建築を手がけた木村得三郎,施工は大林組。
(国指定文化財等データベースより)

               




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