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京都府京都市左京区 松ヶ崎題目踊
Matsugasaki Daimokuodori, Sakyoku, kyoto city,Kyoto

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Aug 2011 大野木康夫 HD video

2011.8.15撮影 

涌泉寺所在地 京都府京都市左京区松ヶ崎堀町53

松ケ崎の湧泉寺の境内で行なわれる盆踊り。
題目踊は、徳治元年(1306)、松ケ崎住民がこぞって法華の信者となったことに歓喜した湧泉寺住職実眼が歓喜のあまり踊躍したのに始まると伝える。
男女が団扇を手に、太鼓のリズムに合わせて「妙法」「蓮華経」「七遍返し」「難陀(なんだ)」といった音頭を輪になって踊るもので、中世芸能の面影を伝える。
題目踊りの後、近世になって流行った盆踊りである、さし踊りが踊られる。
(京都市HPより)

松ヶ崎涌泉寺は、五山送り火の「妙法」(「妙」が西山,「法」が東山)の麓にある日蓮宗の寺院です。
京都市営地下鉄松ヶ崎駅から山に向かって歩いて10分くらいのところにあります。
かつては天台宗の歓喜寺でしたが、京都で日蓮宗を布教した日像上人により住職実眼が日蓮宗に改宗して妙泉寺と改称しました。
その後、、大正7(1918)年に松ヶ崎壇林として栄えた本涌寺と妙泉寺が合併して涌泉寺に改称しています。
題目踊は日本最古ともいわれる素朴な盆踊で、毎年8月15日の夜8時からと、8月16日の送り火が終わった9時から境内で踊られます。
踊りは「妙法」の送り火の実施主体でもある財団法人松ヶ崎立正会によって行われます。

踊り手は背中に「妙法」が染め抜かれた浴衣を着て本堂に集まります。
境内中央には踊りに使われる4基の太鼓が置かれています。

夜8時になると、本堂(京都市指定有形文化財、承応3(1654)年の建築)で法要が行われます。

法要が終わって、題目踊(京都市登録無形民俗文化財)が始まります。
中心に4基の太鼓を置き、太鼓の両側に1人ずつ8人で独特の打ち方で打ちます。
鳴りものはその太鼓だけで、東側に男組、西側に女組の音頭取がそれぞれ10人くらい、交互に掛け合いで独特の節回しのお題目を唱えます。
踊り手はその周りを50人くらいで囲み、初めは腰に手を当てて時計回りに踊ります。
数周踊ると、お題目の調子が変わり、扇や団扇を太腿のあたりで反転させながら反時計周りに踊ります。
大変地味な踊りですが、独特の雰囲気があります。

40分ほどで題目踊が終わり、少し休憩した後は「さし踊」が始まります。
さし踊は、洛北一帯で踊られている、江戸時代中期に流行した道念流の盆踊の一種です。
北白川では鉄仙流、修学院では大日踊、一乗寺や市原では鉄扇として伝わっています。
境内中央に小さなやぐらが置かれ、音頭取の男性が7人上がって音頭を唄います。
鳴りものは使われず、音頭は無伴奏ですが、踊り手の中には、日蓮宗でお勤めに使う拍子木を持った人がいて、鳴らしながら踊ります。
これも大変素朴な盆踊です。
気がつくと、頭上に満月が覗いていました。


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