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京都府向日市 来迎寺

(Raigoji Temple, Muko City, Kyoto Pref.)

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雄大な曼荼羅板碑、二体の木造仏像
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March 20, 2020 野崎順次 source movie

京都府向日市物集女町御所街道25
西山浄土宗
紫雲山 来迎寺


室町時代、寛正年間(1460 - 1466)、錦空上人が浄土宗西山派の道場として開創したという。近代、1868年、廃寺となった薬王山光勝寺より薬師如来坐像、阿弥陀如来坐像が遷された。現代、1978年、廃れていた洛西三十三所観音霊場めぐりが再興された。
(京都風光サイトより)

   

収蔵庫の中には、光勝寺からの阿弥陀如来坐像と薬師如来坐像が安置されている。共に市指定文化財である。

  


市文 両部曼荼羅板碑 南北朝前期 高156cm 凝灰岩
石棺の部材を利用したものでないかと思われる。幅91cm、厚さ33cmの板石の上部に額部がつき出ていて、その下に胎蔵界曼荼羅の中台八葉院の蓮花を陽刻し、中央に大日、周りに四如来と四菩薩の種子を薬研彫する。その下方に同じくらいの大きさで、円形の月輪を陽刻し、縦横の二つの線で区切り、中央に金剛界大日、上下左右に四如来の種子を薬研彫し、金剛界曼荼羅の成身会の中央をあらわす。身部の下辺には円形に近い形の蓮弁を二段葺にした蓮座が薄肉彫されている。金胎両部曼荼羅を表現した石造美術としては、類のない雄大さがある。
(川勝政太郎「新装版日本石造美術辞典」1998年より)

古墳に納められていた松香石(凝灰岩)の石棺蓋を用いている。

               

宝篋印塔、南北朝時代、「貞和四年(1348年)」の銘がある。

     

その他

          

お寺横の石仏

    

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