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京都府南丹市 美山

Miyama,Nantan city,Kyoto

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南丹市美山町下平屋寅石4-1 小林家住宅(京都府北桑田郡美山町) 主屋 重文 近世以前/民家 江戸後期 文化13(1816) 桁行15.2m、梁間12.4m、入母屋造、茅葺 露地門1棟、高塀2棟、諸色買物代銀控1冊、土蔵普請見舞受納帳1冊、家普請見舞受納帳1冊、土蔵普請入用帳1冊 19750623

南丹市美山町下平屋寅石4-1 小林家住宅(京都府北桑田郡美山町) 小屋 重文 近世以前/民家 江戸後期 文化(1804-1817)頃 桁行9.9m、梁間4.9m、入母屋造、茅葺 19750623

南丹市美山町下平屋寅石4-1 小林家住宅(京都府北桑田郡美山町) 土蔵 重文 近世以前/民家 江戸後期 文化3(1806) 土蔵造、桁行3.9m、梁間3.9m、切妻造、二階建、桟瓦葺 19750623

南丹市美山町樫原中岡9 石田家住宅(京都府北桑田郡美山町) 重文 近世以前/民家 江戸前期 慶安3(1650) 桁行9.4m、梁間9.9m、入母屋造、妻入、茅葺 祈祷札1枚 19720515


Nov.22,2022 柚原君子

みやまかやぶきの里
所在地:京都府南丹市美山町北

美山町(みやまちょう)は古来から日本海側から京へと続く「西鯖街道」の通り道として栄えていました。元は京都府北桑田郡にあった町で人口は5070人、町面積は3407㎡。周辺には三国岳、長老山などがあり、町の中心を由良川が流れる豪雪地帯です。

2006年1月、周辺の四つの町が合併して「南丹市」となったので現在は「美山町」の地名は消えています。かつての美山町と呼ばれた地区は広大な森林の山を抱える一帯でその中心「地井地区」に39棟のかやぶき屋根の家々があります。人々が静かに暮らされていて住まわれたままに「みやまかやぶきの里」として、1993(平成5)年には国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。

かやぶきの屋根の集落といえば岐阜県白川郷がありますが、かやぶきの形態が違いますので、印象もかなり違います。白川郷はとんがりぽいかやぶき屋根で、家の正面に対して屋根が左右に合掌するような形なので「合掌造り」と命名されています。
美山かやぶきの里は江戸または明治時代に建てられた物で北山型と呼ばれる入母屋造りで、一見お寺や神社の屋根(社寺建築)の感じがします。切り妻と寄せ棟の上に三角の屋根が乗っていて、屋根の上には千木(ちぎ)という飾が乗っています。
家の中の間取りは「田」の字になっていて、土間も「上げ庭」というつくりで外より一段高い構造。
集落の中でいちばん古いものは1796年(寛政8)年)に建築されたもので、住まわれている上に保存状態が全体に良く、現在では「奇跡の集落」とも言われているそうです。

京都駅から美山の里行きの観光バスが往復3600円で出ています。私達の乗った観光バスは平日のこともあってか6人しか乗っていなくて、現地もまばらな人でした。かやぶき屋根の家の前に駐車場もあり現代的な車も車庫に見られるのですが、日本の原風景というキャッチフレーズのかやぶきの里は日本人の魂がなつかしがるような、何か厳かな雰囲気がありました。

 

                                                                                                                                               


July 31,2021 大野木康夫 source movie

駐車場が有料(500円)になっていました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、マスク着用が必須となっています。
 


西ノ山展望台に向かう途中で、茅葺集落を撮影。
このあたりは人が全くいません。
                                                  


展望台入り口付近
   


展望台へ

前回の訪問時は倒木で大変でしたが、今回は整理されていました。
しかし、雑草が繁茂していて、途中で足元が見えなくなっているところがありました。
       


谷水を右岸に渡渉して細い登山道を上ります。
ぬかるんでいて滑りやすくなっていますが、上りは大丈夫です。
                   


尾根近くになると登山道は広くなり、上りやすくなります。
     


西ノ山展望台(鉄塔の下)へ
   


茅葺集落の眺め

登る方向から見て右手が茅葺集落です。
他に登る人もおらず、絶景を堪能しました。
                                           


帰路

道はわかりやすいのですが、ぬかるんでいたため、途中で滑って泥だらけになってしまいました。
      

集落へ向かう
        


集落内の風景

夏休みの土曜日なので、まあまあの人出でした。

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集落北西の展望所はクマの出没もあり、行けませんでした。
 


集落内を東に
            


鎌倉神社
  


鎌倉神社からの俯瞰は電線が気になります。
              


集落中央へ
                          


屋根の葺き替え作業
    


中央のポストから、展望スポット、駐車場へ
                             


April 21,2018 大野木康夫 source movie

春の茅葺集落

                       


September 3,2016 大野木康夫 source movie 

初秋の美山北集落

                                                                                                              


Aug.9, 2015 大野木康夫 source movie

集落入口から早朝の茅葺集落、まだ霧が晴れていません。

              

集落入口付近

   

集落内を鎌倉神社へ

      

鎌倉神社、集落横からの俯瞰撮影

       

知井八幡神社へ

       

知井八幡神社

大杉は市指定天然記念物、本殿(明和4(1767)年の建築)は京都府指定有形文化財

                                                             

集落内を稲荷神社へ

    

稲荷神社

大トチは市指定天然記念物

         

霧が晴れてきたので俯瞰撮影のため西ノ山鉄塔へ

   

西ノ山鉄塔は集落の西南に位置しています。

山裾の川沿いに行くと、鹿よけ柵に入口が設けられています。

   

柵の中に入り、鉄塔を目指しました。

  

道は倒木に阻まれて見えなくなっていますが、小さな流れの左岸(登る場合は右側)を登っていくイメージです。

        

もう直登するしかないと感じたところで、右岸(左側)を見ると、斜面に道が刻まれているのが見えます。

ここで右側に巻いてしまうと、鉄塔からは離れた方向に行ってしまう(実際に行って大変でした。)ので、かならず左側(東側)の道を見つける必要があります。

  

斜面の道を登ると、明確な林道が見えます。

ここから先は、曲がり角ごとに黒い階段が設けられており、迷うことはないと思います。

       

鉄塔付近

   

登ってきた方向を振り返ると、集落が俯瞰できます。

                                         

帰路

 

下りてきたところからの撮影

  

下から見た西ノ山鉄塔

    

快晴の集落風景

                       


Jan.2012 大野木康夫 source movie

2012.1.9撮影 

美山町北は京都府のほぼ中央部を流れる由良川の上流部,その河岸段丘地にある。

屋敷地南側を固める石垣や主屋等の茅葺屋根等が特徴ある集落景観を織り成している。

北山型の茅葺民家およそ50戸が東西600m、南北300mの範囲に点在、約60%が茅葺屋根である。

(国指定文化財等データベースより)

雪景色を期待して美山町北重要伝統的建造物群保存地区を訪れました。

府道南側の駐車場に車を止めて、集落の中央に向かいました。

周辺の田畑は雪をかぶっており、背後の里山は低い雲が掛かっていました。

             

集落の道路は数人の方が除雪をされており、大変歩きやすかったです。

集落の西から坂の上の方に行きました。

                 

坂の上の普明禅寺付近から、民俗資料館の前を通って、鎌倉神社に向かいました。

                       

高台にある鎌倉神社から西を眺めると、茅葺屋根の民家が並んでいるのを見通すことができます。

       

神社から坂を下りて、駐車場に戻るまで、町並みを撮影しました。

                  


June 2011 川村由幸 

名称:美山かやぶきの里

所在地:京都府南丹市美山町北

訪問日:2011.05.27

山の斜面に張り付くようにおおきさの揃ったかやぶきの屋根が並ぶ様は美しいといえるものでした。

ただ、集落の入口に公民館が建っていて、これが瓦屋根のりっぱなもので著しく景観を壊していました。

コミュニティの維持にこのような公民館が必要で経済性を考慮すれば仕方がないとの考えだと思いますが、集落の入口の最も目立つ場所に建築する必要があったのでしょうか、疑問を感じます。

                                    


Nov.2008 瀧山幸伸 source movie

かやぶきの里 北村

北村は現在50棟の集落だが、うち38棟が茅葺。集落単位での茅葺建築数は、岐阜県白川村荻町、福島県下郷村大内宿に次ぐ。

最も古い建築は寛政8年(1796)と、重要文化財建築となるほどの古さと特徴はないが、まとまって残っていることから、平成5年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。

これら3つのかやぶき集落はマスコミでの露出が多く、無料のテーマパークと化し、団体旅行客の蹂躙するところとなっており、本来の静かな山里の情景は得られないのが残念だ。

ただし、オフシーズンあるいは早朝夕刻に訪問すればそれなりに日常の営みに接することができる。

この集落の特徴は、緩やかな傾斜に沿った牧歌的な景観にある。荻町は城下町の由来、大内は宿場町の由来であるのに対し、純粋に農村小集落として成立したため、日本の典型的原風景と言っても良いのではないか。

唯一、整備された道路を爆走する自動車の騒音が邪魔であり、この点、新潟の荻の島のような山里の茅葺集落景観に劣っている。

 

   

 

北村

Kitamura

                             

       

  

       

   

     

     

  

                          

            

         

     

         

   

知井八幡神社

                 

   


小林家

Kobayashike


石田家

Ishidake


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