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京都府京都市左京区 来迎院

Raigoin,Sakyoku,Kyoto City,Kyoto

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京都市左京区大原来迎院町537 来迎院三重塔 重文 近世以前/その他 鎌倉前期 鎌倉前期 石造三重塔 19560628


March 9, 2024 野崎順次 source movie
 
平安時代前期に慈覚大師円仁が天台声明の道場として創建したのに始まると伝えられる。天仁2年(1109年)融通念仏の祖とされる聖応太師良忍がこの寺に入寺して再興した。それにより勝林院を本堂とする下院と来迎院を本堂とする上院が成立し、この両院を以て付近一帯は「魚山大原寺」と総称されるようになった。以来、大原で伝承されてきた声明は「天台声明」や「魚山声明」と呼ばれる。
たびたび焼失したが、その度に再建され、現在の建物は天文2年(1533年)に再建されたものである。江戸時代には江戸幕府から朱印状を与えられている
『ウィキペディア「来迎院(京都市左京区)」』

パンフレットと現地説明板

              

三千院の方へ曲がらず、呂川沿いに上る。

        

山門から鐘楼

     

本堂、室町時代後期再建

          


天文年間の再建と伝えられる本堂の東側、一段高い場所に鎮守社の小祠がある。

       

五輪塔は緻密な花崗岩製で、表面の風化も比較的少なく保存状態は良好。各部欠損なく揃い、高さ約172cmある。表面には梵字や刻銘は認められない。地輪の幅は約68cm、同高さ約41.5cm。水輪径約54cm、同高さ約49.5cm。火輪の軒幅約67cm、高さ約41cm。空風輪の高さ約40cm、風輪径約35cm、空輪径約30cmを測る。一見して火輪の軒が薄いことがわかる。軒厚は中央で約7.5cm、隅で約8cmで軒厚の隅増もほとんどない。軒口は全体に緩く反り、いわゆる真反りに近い。四注も全体に緩い屋だるみを持たせている。火輪全体の高さはそこそこあり、屋根の傾斜はかなり急で火輪頂部は幅約23cmとやや狭い。これには軒を薄くしていることも関係していると思われる。地輪は高過ぎず低からずといったところ。水輪は球形に近く、裾がすぼまったようなところはないものの、逆に左右の張り出しがやや弱く火輪と地輪の幅に比してちょっと小さい感じを受ける。しかし、石の質感や風化の程度、接合部分などを観察する限り別物とは思えない。風輪は、やや大きく裾がすぼまった感じで上端の傾斜をきつめにとっており、空輪は全体に低く最大径が低い位置にあり全体に押しつぶしたような蕾形を呈する。あまり類例をみない火輪の軒反り、水輪や空風輪の形状は、西大寺奥の院の叡尊塔を典型とする鎌倉後期スタイルの五輪塔とは明らかに一線を画している。こうした来迎院塔の外形的な特長は、鎌倉後期スタイルの五輪塔よりも先行するものと考えられる。
(石像美術紀行サイト)

      

獅子飛石と地蔵堂

       

国重文 来迎院三重塔 鎌倉時代中期 高282cm 花崗岩
三千院の南側の道を東に折れて、登って行くと北側に来迎院の本堂があり、その右手を奥に行くと山裾にこの塔が立っている。開山聖応大師良忍の廟所で、石の柵をめぐらす。低い基礎上に初重軸部以上を完存している。各層の軸部は別石で作り、背が高く、屋根の勾配には反りがなく、軒反りはゆるやかで、素朴な相輪をのせた古風な塔である。山城付近における鎌倉後期式層塔の完成する一歩手前の様式を示すもので、丹波金輪寺五重塔、山城大山崎宝積寺塔などと共通する鎌倉中期はじめの手法が見られる。
(川勝政太郎「新装版日本石造美術辞典」1998.09.30)

                      

律川を渡り、山門へ戻る。

       

帰途、呂川沿いに大原バス停まで

                       

 


January 19, 2014 野崎順次 source movie

京都府京都市左京区大原来迎院町

魚山 来迎院

(Raigoin Temple, Sakyo-ku, Kyoto City, Kyoto Pref.)

声明中興の祖である聖応大師良忍上人が建立し、天台声明の根本道場となった。良忍上人は後に融通念仏宗を興し、鎌倉時代初期には僧が集まり、盛時には四十九院の寺坊があったという。

地味で静かなお寺であるが、寺宝は豊かである。

国宝 伝教大師度縁案並僧綱牒(東京国立博物館に寄託)

国宝 日本霊異記 中・下巻(京都国立博物館に寄託)

国重文 来迎院如来蔵聖教文書類

国重文 木造薬師如来坐像・木造阿弥陀如来坐像・木造釈迦如来坐像

国重文 三重石塔 

パンフレットと良忍上人現地説明板

         

アプローチ

        

山門に入り、さらに階段を登ると鐘楼と本堂がある。

               

本堂内部

向かって左から、不動明王、阿弥陀如来、薬師如来、釈迦如来、毘沙門天、五体とも藤原時代の木造漆箔寄木造

     

国重文 木造薬師如来坐像

  

国重文 木造釈迦如来坐像

  

国重文 木造阿弥陀如来坐像

  

木造不動明王立像

  

木造毘沙門天立像

  

天蓋

  

本堂奥の聖応大師良忍上人の御廟所へ向かう。

    

国重文 三重石塔 鎌倉中期、花崗岩、高さ282㎝

            

本堂横の高台の石仏と五輪塔

          

参考資料

来迎院パンフレット

大原観光保勝会ウェブサイト

河合哲雄「石仏と石塔」ウェブサイト


Oct.2011 大野木康夫

2011.8.27撮影 

大原三千院の手前から右手山側へ向かうと、来迎院があります。

アプローチ

朱塗りの山門が印象的です。

    

鐘楼

 

本堂

                  

石造三重塔(重要文化財)

本堂から奥に入り、律川を渡ったところにあります。

林の中で、昼間でも薄暗いところです。

融通念仏の開祖良忍上人の供養塔です。

           

大原は、三千院以外は意外と人も少なく、静かな雰囲気のところが多いです。


Nov.2008 瀧山幸伸 source movie

Audio 鐘の音 

              

            

  


Mar. 2006 瀧山幸伸 source movie

             

声明(しょうみょう)

  

                

三重塔

 

   



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