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長野県南木曽町 妻籠
Tsumago,Nagiso town,Nagano


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 General
 
山に囲まれた静かな宿場
 Nature
 
 
 Water
 
水の音がさわやか
 Flower
 
 
 Culture
 
 
 Facility
 
 
 Food
 

Apr.27,2016 中山辰夫

江戸と京を結ぶ中山道は、山深い木曽路を通ることから木曽街道と呼ばれていた。中山道六十九次の内江戸から数えて四十二番となる妻籠宿は、中山道と伊奈街道が交叉する交通の要衝として古くから賑わいを見せていた。重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。

下町〜中町〜上町と歩き、町並み保存の原点―寺下の町並みを目指して散策する。

第一駐車場周辺
        

妻恋宿通りへと蕎麦や―吉村屋(南木曽町吾妻860−1)
      

案内図 (引用)
 

やまぎり〜お六櫛専門店−いさばやから脇本陣奥谷まで
                

脇本陣奥谷(おくや)−林家住宅 国重要文化財
1877(明治10)年の建築、それまで御禁制だった木曽ヒノキを豊富に道板重厚な構造。に 建替え。代々脇本陣を務めた林家住宅を南木曽町が借り受けて公開。島崎藤村の初恋の相手「ゆふ」さんの嫁ぎ先
          

南木曽町博物館 歴史博物館
1995「平成7」年開館、脇本陣の裏庭にある
    

脇本陣〜妻籠宿ふれあい館〜本陣〜JA妻籠〜妻籠郵便局(資料館)〜高麗屋〜新岩井屋
本陣1、脇本陣1、旅籠31軒であったが町全体としては総家数83軒と少なく、木曽11宿では一番小さい宿場であった。
本陣は島崎家が代々引き継いでおり、藤村の生母の生家 
                

観光案内所付近
   

光徳寺周辺
1500(明応9)年開山 石垣を築き、白壁を巡らせた気品ある寺
         
桝形の跡
         
寺下の街並み 松代屋〜下嵯峨屋〜丁子屋などが並ぶ
日本で最初に保存事業が行われた地区
             
石仏「寒山拾得」像
国内唯一とされる。双体像は類例がない
  
延命地蔵
1813(文化10)年、光徳寺の住職が地蔵尊像の浮かび上がっている岩を蘭川(アララギ)から運んできて安置したといわれる。
  
蘭川(アララギ)と尾又橋
立札には 「告 通行人は左の橋を渡るべし 妻籠宿役人」 と書かれ、江戸時代の雰囲気が漂う。 橋を渡ると 「尾又橋バス停」
    
時間ギレでここまで。


Apr.22,2015 川村由幸

                                                   




June 15, 2014 瀧山幸伸 movie

A camera
                                                                                                                                                                                                                                     


B camera
                                                                                                                                                                                                                                                  


September 29,2013 大野木康夫 HD video

所在地 長野県木曽郡南木曽町吾妻

町営第2駐車場から旧街道へのアプローチ

    

重伝建地区の中心である桝形から少し西に行った場所に出ます。

           

重要文化財林家住宅(脇本陣奥谷)

 





Nov.2009 瀧山幸伸 HD video

 

  

脇本陣(国重要文化財)

本陣

資料館 


                                                                                                                                                                                                                                 

                                                







瀧山幸伸

Map妻籠
Map妻籠から馬籠峠


中山道 三留野から妻籠 ドライブ
Nakasendo Midono to Tsumago drive
June 2005 Preview video 500Kbps HD quality(1280x720): supplied upon request.

中山道 妻籠宿内 ドライブ
Nakasendo Tsumago town drive
June 2005 Preview video 500Kbps HD quality(1280x720) Video FAQ


妻籠宿
Tsumago post town


休日の早朝(おすすめ)
June 2005 Preview video 500Kbps HD quality(1280x720) Video FAQ MP3

休日の夕刻
July 2004 Preview video 500Kbps HD(1280x720) Video FAQ

休日の昼
Sep.2003 Preview video 500Kbps Hi Quality

休日の早朝
Aug.2003 Preview video 500Kbps Hi Quality

                             

脇本陣、林家住宅(国重文)
   
         

伝統的な宿屋 看板にも景観への配慮が見られる
  

    

   

熊谷家住宅
   

   

   



妻籠では宿場周辺の山まで含め伝統的構造物群保存地区に指定されている。周囲を山に囲まれた街並ではその山まで含め景観を修復保全する必要がある。黒川温泉での景観修復の取り組みも同じ発想だ。
宿場は東側上流から寺下、上町、中町、下町と呼ばれている。

  

【寺下の街並】
二階の手すり、軒先の暖簾が連続し、そのシーケンスが街並を形成して美しい。寺と神社の石段も街並みの俯瞰に適しており、明るく開放的で美しい。
  
  
  
  
  
  
  


【時間による比較】
馬籠と同様である。藍染の暖簾が焦茶の家に調和して美しい。電柱がないことは評価できるが、アスファルト舗装は再考の余地がある。
早朝の街並
日中の街並
   
   


【枡形付近】 
 車道とは別に街道時代の石畳が復元整備されており、短い距離だが遊歩道となっている。微妙な湾曲と坂に沿った低層の家並に白萩のコントラストが美しい。
  
  
  
  
  
  
  

【上町、中町、下町の街並】
 中町の本陣付近は幅が広く緑も多くゆったりとしている。道路の素材が土を使った当時の姿に復元されればなお良い。大内宿は当時の土道に復元してはるかに良くなった。
  
 
  

  


【水の演出】
・山から湧き出る清水が丸木のフネに注がれる。馬に飲ませていたのであろうか。寺の手水も清く冷たい。
・道路脇の水路は生活用水だ。ちょっとした洗い物、撒き水などに毎日利用されている。
・小さな谷川が街道を横切る。このような比較的見えにくい所も美しく保ってほしい。水道管などがむき出しで、扱いがぞんざいだ。
・水琴窟が凛とした空間を演出し涼しさを呼ぶ。水が溢れて流れ落ち、磁器を叩く。自然の揺らぎを伴った音楽は芸術の領域だ。
・水車が坂の中腹の水路にかかる。その動きと音が静的な街並景観に躍動感を与えている。
  
  

  
  

音景
Water sound
June 2005 Preview video 500Kbps HD(1280x720) Video FAQ

 

【公共公益施設】
街並に合わせた郵便局舎とポストは良くデザインされているが、さらに欲を言えば、軒下看板のデザインを見直すべきであろう。飛脚の看板では運送会社と同じになるが。当時の街道には郵便局は無かった。地元の人はこの場所を既に知っているし、観光客は案内図や案内板を見れば場所がわかる。緊急性も無く、軒下看板での宣伝は必要なく、玄関の看板で十分であろう。町に必要な公共施設だから特例だという考えをやめ、本来の宿場の街並形成に貢献すべきである。
景観を破壊する公共施設は多い。特に電話会社の局舎と通信塔は醜いランドマークとなるのでつらい。高山の保存地区に「なぜかここに」ある電話局はその典型でろう。文化庁と総務省の縦割り行政の弊害であろうか。光ファイバー化の時代にあわせ、早急な移設が望まれる。実のところ移設は一般人が思うほど難しくはない。それまでの間は外壁を目立たない色に塗るなどの応急措置が必要だ。
 

【建物配置】 
脇本陣と、隣接する宿泊施設。下り坂を巧みに利用した庭園修景と、その先に俯瞰する建物が美しい。建物を仰角で(見上げて)近景として見るよりは、このように俯角で(見下ろして)中景として見るほうが威圧感が無く美しく感じられる。
  
 

【飲食施設と街並】 
茶店を例に取り上げてみたい。都会のモダンな街並を演出するのはハイセンスなカフェとそこを利用するおしゃれな人々だが、伝統的な街並には伝統的な茶店や和菓子店と、そこに出入りする客の和服姿が美しい。良い町には良い和菓子がある。和菓子店ではお茶とともにその場でお菓子をいただける場合も多い。
ここの蕎麦屋の店先には大型ソフトクリーム模型がある。もちろん江戸時代には無かったであろう。牛乳を使った「酪」はあったであろうが、妻籠ではなく、都のものだろう。要するに、古い街並には似合わない。
 ほんのちょっとした備品や看板が街並を変えることがある。各店舗はもちろん、街並の構成者全員が「街並は映画セットだ」「街並は無料テーマパークだ」と思えば、観光経済の本質も理解できるだろうし、街全体の魅力を高める意義も共有できるだろう。あるべき姿を追求するためのご意見番制度が必要かもしれない。アメリカ東海岸のミスティックシーポートは、こことほぼ同じ時代の港町の姿を忠実に動態保存している。入村料は必要だが。京都の太秦村、房総の村などの有料テーマパークに比べ、入場無料でスケールが大きい木曽11宿は非常に大きな魅力がある。人間は不思議なもので、わずか数百円の入場料が心理的には非常に抵抗がある。

  

【植栽による修景】
西洋伝来の花でも、このように蔓生で和風を演出するものはある。少々派手ではあるが。暖簾の藍、木、蔓の緑、花の赤のコントラストが美しい。紫の鉄扇であればなお美しいが。鉄扇や朝顔も伝来品種であるが、やはり和風にぴったりだ。
  
 

【生け花】 家々の軒には投げ入れの花篭がしつらえてある。モノトーンな格子戸にアクセントを与え大変美しい。
  
 

【朝顔とヘチマ】 
伝統的な花は伝統的な建築に良く似合う。両方とも、修景だけでなく夏の日除けの目的もある。朝顔は漢方薬として、ヘチマは化粧水やタワシとしての実用性もあったが、今となっては和風の修景演出が主な目的であろう。
  

【動物と植物】
ネコが店先で昼寝中。このようなゆったりした情景が訪れる人の心の癒しとなる。
カラタチの木が多く植えられ、それぞれの枝にアゲハの幼虫が宿る。チョウが舞う街はすばらしい。カラタチは、その鋭いトゲを活かして生け垣として不法者や野生動物の侵入を防ぐために大いに利用されたが、最近は見られなくなった。
観光目的でホタルの生態を無視して導入飼育する地域があるし、大都会の真ん中で興行風にホタルを放してかわいそうなことをする人もいる。潜在植生を無視した植物の育成普及を行っている観光地もある。植生や動物の生態を無視した町おこしは慎むべきだ。今後は地域生態系への配慮がますます重要視されるようになろう。
  

【小物による修景】
かぼちゃと五右衛門風呂釜。ストリートの演出例だ。かぼちゃの演出は理解できるが、釜は人によっては美しいし、あるいは粗大ごみと認識するもしれない。江戸の当時このように釜を軒先に放置していただろうか、かまどの神様はどう思うであろうか、などと考えさせられる。

  

【消火設備】 
木製の覆いを利用する配慮が嬉しい。必要な公共設備であるが、このような小さなことまでこだわらないと美しい街並は生まれない。詳しくは参考文献を示したので参照してほしい。
 

【宿場施設の演出】
通常の解説があるのみである。動態保存や再現芝居は難しいだろうが、せっかくの施設なので何らかの工夫がほしい。
 

【生活と産業】
下町の公開家屋。 内部は奥行きが無くすぐ裏庭で至極質素である。
 

【寺下の公開家屋 】 
屋根はこけら葺き。この宿場本来の建築様式である。妻籠の街並の屋根が本来の姿に戻るとさらに美しいだろう。例えば合掌造りの里や大内宿などの茅葺屋根は見事である。
縁側で古老がこより絵馬を作っている。1日2個しか作れないので、収入のためと言うよりボケ防止のためにやっているとのことだ。古老の話が楽しい。

  
  

【木のボールペン実演製作中】 
このような実用工芸品はお土産としても喜ばれるだろう。同じ工芸品ではあるが伝統的な工芸品のこけしは、鳴子遠刈田での実演工房がどんどん閉鎖されて、温泉町散策が寂しくなってしまった。
  

【木をくりぬいた火鉢】 火鉢や行灯は和風を演出する良いインテリアだ。
 

妻籠のまとめ アセスメント 合計 17点

周辺の自然と景観 +2
電柱なし +2
宿場町の街並と建築物 +3
看板のデザイン +1
公共設備(消火栓)などのストリートファニチャ +1
植栽、花 +2
水路、水車 +2
工芸品の実演販売+2
中山道フィーチャリング+2


中山道 妻籠から大妻籠 ドライブ
NakasendoTsumago to Otsumago drive
June 2005 Preview video 500Kbps HD quality(1280x720) Video FAQ


大妻籠
Otsumago
June 2005 Preview video 500Kbps HD quality(1280x720) Video FAQ

藤原家住宅(長野県宝)
          

大妻籠の宿屋 素朴な宿だが、静かな立地に心安らぐ
      


中山道 大妻籠から馬籠峠 
Nakasendo Otsumago to Magome pass
June 2005 Preview video 500Kbps HD quality(1280x720) Video FAQ

   

妻籠峠の碑
 

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