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長崎県松浦市福島 横島古墳

Yokoshima kofun, Fukushima,Matsuura city,Nagasaki

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Apr.3,2015 瀧山幸伸 source movie

市指定史跡 平成23年5月6日指定

福島町喜内瀬免字新田の喜内瀬園地内の藪の中にある。ここはかつて小島であったが埋め立てられた現在では陸続きになっている。 

 古墳時代後半の6世紀中頃の横穴式石室をもつ円墳で、石室が露出し、覆土は一部が残っている。副葬品としては、鉄製直剣2本、勾玉1個、須恵器の破片、石器片が出土したと言われている。往古、喜内瀬が福島での文化発祥地であることを物語っている。

 長崎県北一帯の後期古墳の立地を見た場合、福島・鷹島・的山大島・生月島・度島などの海岸部に多く点在していることから、被葬者は海洋的性格を有し、海洋集団内でも突出した人物が埋葬されているものと思われる。

 横島古墳は、松浦市内でも最古級の古墳であり、古代史を研究する上で欠かせない古墳である。

茶室調風亭

Chashitsu Chofutei

市指定有形文化財・建造物 平成23年5月6日指定

平戸藩主松浦家の家老であった熊沢家の所有である。建築年月は不詳であるが、茶室に掲げられている松浦家三十五世観中公の扁額から見て江戸末期(1850年頃)の建築ではないかと考えられる。当初平戸の屋敷内にあったのを、明治中期、喜内瀬に移築された。

茶室の面積は3.17坪で二間となっている。屋根は本来のものは勾配が少ないので補強のため更にその上に屋根をふいてある。庭は鞍馬御影石のつくばいと石灯篭が風情を添えている。

茶室調風亭の由来

茶室に掲げられている松浦観中公の扁額の賛に

 千代ちよと おなじことをや しらぶらん

かめ岡山の まつのうわかぜ

という和歌があり、その中から調風という名を採ったものだという。

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