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奈良県桜井市 安倍文殊院
Abemonjuin,Sakurai city,Nara

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桜井市阿部645 白山神社本殿 重文 近世以前/神社 室町後期 室町後期 一間社流造、正面軒唐破風付、こけら葺 19200415


March 11, 2017 野崎順次 movie

孝徳天皇の勅願によって大化改新の時に、左大臣となった安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が安倍一族の氏寺として建立したのが「安倍山崇敬寺文殊院」(安倍寺)である。しかし一般的には古来より、日本三文殊の第一霊場(京都府・天橋立切戸の文殊、山形県・奥州亀岡の文殊)「大和安倍の文殊さん」として名高い。

大化元年(西紀645)倉梯麻呂が創建した安倍寺(崇敬寺)は、現在の寺の南西300メートルの地に法隆寺式伽藍配置による大寺院として栄えていた。(東大寺要録末寺章)(現在「安倍寺」跡は国指定の史跡公園として保存されている。)鎌倉時代現地に移転後も、大和十五大寺の一つとして栄え嘉吉元年(1441)この興福寺官務牒疏には当時なお二十八坊の存在が記されており、寺運はなかなか隆盛であったが、永禄六年(1563)二月松永弾正の為に兵火に会い一山ほとんど鳥有に帰する災を受け、その後寛文五年(1665)四月に到って本堂(文殊堂)と礼堂を再建されたのである。現在の本堂は即ちこれで、人母屋造本瓦茸七間四面の建物で前に礼堂(能楽舞台)を従えている。 本堂の右に釈迦堂、左に大師堂、本坊、庫裡が並ぴ庭園を隔てて方丈客殿につらなっている。

創建以来すでに千三百余年の星霜を経ているが常に一般道俗の信仰をあつめ、由緒も深く寺勢も盛んであった事ば寺伝の由来記に載せるところであり、日本最大の文殊菩薩(国宝)を本尊とする安倍文殊こそ俚謡そのままのある五台山として、仏徒の巡拝すべき道場である。
(安倍文殊院公式ウェブサイトより)

パンフレット

        

表山門

         

石仏の並ぶ参道

                     

現地案内図と本坊(県重文)

       

客殿五台閣

  

市重文 本堂
寛文5年(1665年)に建立された建物で、快慶作の木造騎獅文殊菩薩及び脇侍像が安置されている。

        

国特別史跡 文殊院西古墳
丘陵上に営造された円墳でほぼ南面して横穴式石室が開口している。石室は主室と羨道とより成り、いずれも研磨を加えた花崗岩の切石を用いて築造されている。石室の架構の斎正にして整備な点において最も優秀なものであり、わが国におけるこの種の古墳として代表的なものである。

                                   

金閣浮御堂・霊宝館(仲麻呂堂)

      

不動堂

  

十一面観音

    

国重文 白山神社本殿 室町後期
一間社流造、正面軒唐破風付、こけら葺

                           

県史跡 文殊院東古墳
墳丘は円墳又は方墳と思われますが詳しい調査は行われていないので規模は明らかではありません。横穴式石室は両袖式で全長が13m。玄室長4.7m、幅2.3〜2.7m、高さ2.6m。羨道部は長さが8.3m、幅1.8〜2m、高さ1.5mを測り南南西に開口しています。
玄室部はほとんど加工されていない自然石、羨道部は切石の花崗岩が使われているのが特徴で、石室の石材が自然石から切石に変化して行く過渡期の古墳と言えるでしょう。
(桜井市観光協会公式ホームページより)

                

石仏と弘法大師像

               

参考資料
安倍文殊院公式サイト
国指定文化財等データベース


撮影日: March 24, 2007 野崎順次

文殊院東古墳

      

国重文 白山堂 室町時代

   

文殊院西古墳

      



Jan.2010 撮影/文 中山辰夫


奈良県桜井市阿部645

華厳宗

駐車場から街中の道を数分歩く。
堂宇の周りは住宅が完全に取り囲んでいる。境内は結構な広さである。
団体客は、最初に客殿で住職から寺院の講話を受ける。
団体に混じって個人客も話を聞く。
ユーモアにあふれた、名口調に引き込まれ、約20分が瞬く間に過ぎる。
この寺院は参拝者の“祈祷”で成り立っている。
従って、参拝大歓迎で、境内は24時間開放としているようだ。

11月〜3月は「合格」祈願、4月〜10月は「厄除け・魔除け」「ボケ封じ」祈願で、いつも賑わうとのこと。
平城遷都1300年祭記念として、【獅子から降りた文殊様】が特別公開されていた。
快慶の造立以来、約800年を経ての一般公開とのこと。
 

孝徳天皇の勅願によって大化改新の時に、左大臣となった安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が安倍一族の氏寺として建立したのが「安倍山崇敬寺文殊院」(安倍寺)である。
しかし一般的には古来より、日本三文殊の一つ、 「大和安倍の文殊さん」として名高い。
大化元年(西紀645)安倍倉梯麻が創建した安倍寺(崇敬寺)は、現在の寺の南西300メートルの地に法隆寺式伽藍配置による大寺院として栄えていた。
(東大寺要録末寺章)(現在「安倍寺」跡は国指定の史跡公園として保存されている。)
鎌倉時代現地に移転後も、大和十五大寺の一寺として栄え、二十八坊の存在が記されており、寺運はなかなか隆盛であった。
が、永禄六年(1563)二月松永弾正の為に兵火に会い焼失、その後寛文五年(1665)本堂(文殊堂)と礼堂が再建された。
現在の本堂は即ちこれで、人母屋造本瓦茸七間四面の建物で、前に礼堂(能楽舞台)を従えている。
本堂の右に釈迦堂、左に大師堂、本坊、庫裡が並び庭園を隔てて方丈客殿につらなっている。

本堂
本尊:文殊菩薩 (国重要文化財)
入母屋造りの本瓦葺に加え、札堂(能楽舞台付入母屋造、妻入り、本瓦葺)が付設しておりさらに本堂奥に付設して昭和48年(1973)に完成した文殊菩薩を安置する大収蔵庫がある。
      

絵馬
大小がある。大は1000円。だが大のほうがご利益があるとして買ってしまうようだ。1000円は高い!
思いを詰めた絵馬が沢山掲げられていた。
  

ぼけの花
高齢者のボケ封じを念じて、従来からの樹に加え、多種の品種を植樹。
リンゴに似た実をしておりこれを使って“ボケ酒”を作り販売中。
楊貴妃も愛飲したという伝説があるとか。
  

仲麻呂堂(金閣浮御堂)
当山出生の安倍仲麻呂公や安倍清明公など安倍一族をお祀りするため、昭和60年(1985)に総金仕上げの金閣浮御堂が完成した。
堂内には仲麻呂の公像、清明公像を初め、ご本堂に開運弁才天、厄除け守護の九曜星の神々方位災難除けの十二天御尊軸が安置されている。
    

不動堂
昭和62年(1987)先代隆應住職が信徒からの願望に応じて不動明王の祈りの行場として不動堂(護摩堂)の建立を発願し、ここに落成した。
  

白山堂
国重要文化財
流造屋根、柿葺。美しい曲線を持つ社殿で当山の鎮守である。
白山菊理姫を主神として祀り、特に縁結びの神として信仰の厚い社とされる。
   

安倍清明堂
日本陰陽師、日本における占いの開祖で有名な当山出生の安倍晴明天文観測の地である。
清明堂では、魔除け・方位除けのご利益を授ける。
    

ジャンボ絵馬
毎年新年を迎えるにあたり、パンジー約8000株を使ったジャンボ花絵が、当山の僧侶・職員一同の手で作られる。
境内広場に、タテ20m、ヨコ25mの花絵が横たわる。
参拝者の幸多きを祈念してのものとか。
「安倍清明公」が天文占いを行った展望台からは見事な全景が見られる。(11月〜4月下旬頃まで)
    

天文観測の地
当山で出生された清明公はこの丘で母親の「夢の葉姫」から星占いの手ほどきを受けたと伝えられる。
平成16年(2004)の「清明公一千回忌」を記念して名石の庵治石を使い「榊 莫山」師の揮毫よって記念碑が建立された。
  

梵鐘
寛永20年(1649)の銘がある。
この銘には「古来より安倍の地三カ村の分水の鐘、四六の刻にこの鐘を打ち各村へ分水する」旨の文が刻印されている。
  

閼加井の古墳
原始的素朴な巨石を使用し加構された古墳。
羨道の中ほどに数百年の昔より涸れることなくこんこんと湧き出出ているこの泉は「知恵の泉」と呼ばれ、智恵のご祈祷を受けられる方々に授与されている。
  

文殊院西古墳
この古墳には古来より安倍寺の創健者である安倍倉梯麻呂の墓であると伝わっている。
また、石室には弘法大師お手作りと伝わる願掛け不動の石仏がある。
   

史跡安倍寺院跡

国指定史跡公園
現在の文殊院本殿から西南300mの地にある。
安倍寺跡は、地元では仲麻呂屋敷跡と伝承されている。
桜井市の発掘調査では、安倍寺の創建は、山口寺の創建年代にほぼ等しく、その一部は藤原京の造営前後に遡るともいわれる。

文殊菩薩像
国重要文化財
本尊:木彫極彩色の騎士像、高さ7mで日本最大である。
右手に降魔の利剣を持ち、左手に蓮華を持って獅子に乗ったいわゆる渡海文殊である。
永禄6年(1563)兵火の際、胎内から発見された、造立願文「一字三礼の書:国重文」により、承久2年4月12日快慶の作と判明した。
 

三大文殊
第一霊場(京都府・天の橋立切戸の文殊、山形県・奥州亀岡の文殊)

参考資料《安倍文殊院HP,奈良歴史散歩、他》

 


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