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Monthly Web Magazine (Aug. 2010)

■■■ 郷土玩具 柳井の金魚ちょうちん 高橋久美子

柳井(広島県)の金魚ちょうちんです。

下において見ると、元気がなさそうに見えますが本当は吊り下げるものです。ひらひらなって、可愛いですよ。

赤と白のすっきりした胴体に、パッチリとした黒い眼の金魚ちょうちんは、幕末のころ、今からおよそ150年の昔、柳井津金屋の熊谷林三郎氏(さかい屋)が、青森県弘前の「金魚ねぷた」にヒントを得て、伝統織物「柳井縞」の染料を用いて創始したといわれています。

それを、戦後、長和定二氏の指導を受け、独自の技法を加えて今日の美しい金魚ちょうちんを完成したのは、大島郡の上領芳宏氏です。

古くは多くの家々で大人が作って子供に与えていました。また、氏神様の祭礼などに「お迎えちょうちん」の中に交じって、色どりをそえましたが、昭和期に発行された日本郷土玩具番付(日本郷土玩具の会)等でも上位にランクされるなど、山口県の代表的な民芸品になりました。(柳井市商工会議所HPより引用

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