MONTHLY WEB MAGAZINE Oct..2010

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■■■ 「桜川市真壁の街並」 川村由幸 

突然涼しくなった久しぶりの秋晴れの日に桜川市真壁の街並を撮影にでかけました。

桜川市は真壁町・岩瀬町・大和村が合併して平成17年10月に誕生しました。

この地域は桜川市以外にも筑西市・つくば市・常総市・坂東市・つくばみらい市と合併により誕生した新しい自治体ばかりです。

真壁は今年6月に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。

ガイドマップには48件の登録文化財が紹介されています。そのうちの20件を紹介します。

村上家住宅

明治後半に建てられた材木屋

村上家住宅の蔵

この石蔵は大正中期の建造

市塚紀夫家住宅

真壁ではめずらしい曲屋

三輪家住宅

大正初期の履物屋

旧真壁郵便局

銀行の真壁支店として昭和初期建築 

入江家住宅

大正末期の住宅 

木村家住宅

江戸時代に建築された油屋

潮田家住宅の蔵
潮田家住宅

明治の中後期の建築、豪商の邸宅

古橋家住宅

明治中期建築の雑貨商

伊勢屋旅館

元々は料亭、明治中期の建築

村井醸造

江戸時代から続く酒造

猪瀬家住宅 

真壁を代表する薬医門、明治初期

佐藤家住宅

薬医門のみが現存、明治初期 

橋本旅館

昭和初期の旅館

登録文化財でない住宅

うまく保存できる道はないでしょうか

中村家住宅 

明治初期の建築、豪商の家

中村家住宅 

大正初期建築の米問屋

土谷家住宅

江戸末期の酒造の蔵

細谷家住宅

明治初期建築の農家の長屋門

 

真壁には、このように雰囲気の良い古い建造物が多く残されています。

中のいくつかは、修繕の手が入らず激しい劣化で、近い将来その姿を消してしまうのではと危惧される建物もありました。

逆にきちんと手入れはされているのですが、全く新しく作り直したのではと思われる様な建造物もありました。

形あるものを時間を超えて残すことの難しさを改めて考えさせられました。

今回、全ての登録文化財を撮影したわけではありません。残りも近いうちに訪ねたいと考えています。

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