MONTHLY WEB MAGAZINE Feb.2012

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■■■■■ 今年の冬は 田中康平

今年の冬は沿海州のやや日本よりのあたりに北半球の寒気のピークの一つが居座っていて北日本の寒さはとりわけ厳しいようです。

そのせいもあるのかフィールドを歩くと今年は冬鳥が少ないような気がしています。

渡良瀬遊水地を訪れてもトビの姿は目に付くのですがいつもは風が強いと得意げに現れるのチュウヒも殆ど姿を現せません。渡ってきた数が少ないようです。

補うようにあちこちでベニマシコが素早く葦の中から飛び出しては消えていきます。

日光霧降の別荘地あたりで野鳥を見ても写真を撮れたのはトビばかりです。

コガラやヒガラのカラ類もいるにはいるのですが一段と素早く飛び回り写真に収めることはなかなか出来ません。

何か今年の冬は雰囲気が少し違うようです。寒波の到来を感じて鳥たちも渡って来る場所を移したり普段の冬とはどこか違う行動をしているような気がします。

もしかしたら震災の影響で渡りのルートが変わったのかもしれません。

しかしいつものように移ろう四季は毎年違った表情を見せる、それがこの日本という島国のそもそもの季節感だったようにも思えて特別なことと感じない方がいいのかと思い直したりもします。

今年はどんな年になるのでしょうか。

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