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Monthly Web Magazine Dec. 2016

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■ アメリカズカップその2  田中康平 

前月のウエブマガジンに引き続き11月18-20日に博多湾で展開されたヨットレース、アメリカズカップワールドシリーズの話題です。今回は試合の観戦状況など。

観戦は有料の浜からの観戦と無料の海上観戦(船は自前で出す)の2種類です。

浜からの観戦は人が多く盛り上がるのと、試合の状況がよくわかり観戦しているという雰囲気が出ます。

試合のコース設定も浜からの観戦に良いように浜寄りだったり、フィニッシュが浜近くだったりで、全体が浜からの観戦に適するようにセットされています。

ちなみに料金は土曜日が4000円、日曜日が5000円でした。浜には座席は用意されておらず花見のように早い者勝ちでシートなどで場所を占領しておいて見ることになります。ちょっと不愉快なやり取りが起こったりもします。

写真撮影は海上観戦よりやや近いところはいいのですが前の人の頭が邪魔で良し悪しです。

以下、浜から撮った風景(19日に撮影)

オープニングセレモニー レース中は実況担当の説明に加え大型スクリーンに船内カメラを含めた映像が映し出されわかりやすくなっています。

   

レッドブル・エアレース・ワールドシリーズに日本から唯一参戦している室谷パイロットによるアクロバット飛行がありました。ヨットのマストより低い高度をナイフエッジで飛び回りスリリングでさすがと思わせます。

   

スタート風景

 

レース中は速度を上げるため風がよければフォイリング(水中翼で浮き上がって走る)や片方の胴体だけで走るなどを組み合わせ、風を読んだコース取りでタイムを競います。

この日は3レース中の第2レースで日本のソフトバンクチームがぶっちぎりの1位となり、浜から大喝采を浴びました。

        

海上観戦(18,20日に撮影)

海上からやや遠巻きに観戦します。海外から来た巨大なヨットなども目につきます。遠くて試合の状況の説明もないので解りにくいのが難点です。雰囲気をゆったりと味わうということになります。

           

停泊地(小戸ヨットハーバー)との往復(風が弱いと引き船に引かれる)や停泊地での様子もなかなかです。