JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Apr. 2017

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■ おばちゃんカメラマンが行く 猿団子@香川県土庄町 小豆島銚子渓 お猿の国 事務局

一月の極寒日

おば「今日は猿団子見られますか?」

「猿さんのことなので何とも言えませんが…」

おば「何時ごろ確率高いですか」

「大体3時ごろでしょうかね・・・」

なんとも情けない問い合わせをし、あいまいな情報を得て3時頃、小豆島銚子渓自然動物園 「お猿の国」へ入園する。

wikipediaによれば、曇りの日の25度以下、晴れの日の15度以下の日にできる可能性が高く、体温維持が目的らしい。

ここでは500頭ほどの野生のニホンザルが餌付けされ飼われており、香川県の天然記念物に指定されている。

寒さゆえか、観光客は一人もおらず、お猿さんも見当たらず、どうしたものかと歩き進むと、なんとすでに出来上がっているではないか〜 大猿団子。思っていたよりすさまじく大きい。

団子がじっとしているかと思うと、急に大声で叫びだし誰かが誰かを威嚇する。

中から急に逃げ出すもの、何か悪さをしたのか押し出されるものもいる。かと思うと、こっそり周りからこそこそと忍び込みちゃっかり中の方に入ったりする。

団子の上に飛び乗り寝転ぶもの、寝転んで毛繕いをさせるものまでいる。

赤ちゃんも必死にお母さんに抱き着く。

真ん中にいてふてぶてしい態度で、仕切っているものがいる。明らかにボス猿のようだ。

どの猿を見てもあんな人いるこんな人いると思い浮かんでしまうところが面白い。

帰りは雪が降り始めたが特大の猿団子をいくつも見られてラッキー〜〜〜

猿のふり見て我がふり思う一日だった。