Monthly Web Magazine Oct. 2018
今年もまた大雪山の紅葉にチャレンジする。昨年、赤岳の見事な紅葉を撮影することが出来たのを忘れられず、今回は黒岳に登る。
天候もまずまずで、ロープウェイとリフトを乗り継ぎ七合目からの登山だ。
一足登るごとに眼下の景色は変わり紅葉も進むので、写真を撮りながらだとなかなか進まない。おばちゃん的にはこれでゆっくりのペース配分ができるのだが、普通の人の3倍ぐらい時間がかかっているような気がする。
登り進んでいくうちにみぞれが降ったりと天候はころころ変わる。
山頂につくと強風と雨あられで、立っていることすらできないほどだ。黒い雲が強風で勢いよく流れていく。風速20mらしい。
一寸の晴れ間を狙って紅葉ゾーンを撮影するが、強風で足元はふらつくし、カメラを持つ手も固定できない。ちょっとしたほこらの陰に隠れて通り過ぎるのを待つが、もうちょっと撮りたい気持ちより寒さとあられの痛さでくじけてしまい、早々に下山する。
少し下りると晴れ間が戻ったりと、さすが2000m級の山なのだと実感する。眼下の山々に流れる雲が映り絶景だ。
ロープウエーの展望台からなんと虹の橋が見えるではないか。
見下ろす山に切れ目のない虹の橋が架かっている。カメラには収められない、まさに鳥肌が立つほどの絶景だ。
「虹の橋」の話を思い出し昨年亡くなった猫との闘病生活が頭をよぎった。
登山は趣味ではないし、極力避けたいのだが、こんな奇跡に出会えるからか、やめられなくなってしまうのだろう。
今月のにゃんこ
JGの猫ムービー 閲覧数 NO.1
勝手に命名その名も 八(ハチ)
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