JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Mar. 2019

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■ α7Ⅲを持って房総のむらへ 川村由幸

これが人生最後の撮影機材への投資になりそうだと思いながらα7Ⅲを購入しました。

交換レンズは別に考えるとしてもカメラ-ボディはこれが最後でしょう。

今年70歳になる身としてはそろそろ身辺整理、断捨離に努めないといけません。

新しい機材を手に入れれば、当然使ってみたくなり、小雨の中「房総のむら」へ出かけました。

最初に風土記の丘ゾーンにある「旧学習院初等科正堂」「旧平野家住宅」「旧御子神家住宅」を撮影。

旧学習院初等科正堂

  

何年か前に再塗装し綺麗になったのですが、もう劣化が始まっています。文化財の維持管理の大変さが解ります。

旧平野家住宅

  

このような古民家なかなか部屋に入れてくれません。もちろんここも駄目。

旧御子神家住宅

  

平野家は県指定ですがこちらの御子神家は国指定の重文、外見だけではその理由は解りません。

ここまで撮影したところで雨が激しくなってしまいました。ふるさとの技体験エリアには行かずに帰宅。

器材も濡れてしまいますし、天候には逆らえませんでした。

私はα6300も所有していますのでこのAPS-C用のレンズがα7Ⅲでもそのまま使用できます。

もちろん、APS-C用のレンズをフルサイズ機に付けても画素数が減少するだけで有効な使い方とは言えませんがフルサイズ用のレンズをAPS-C機につけると望遠は1.5倍、フルサイズ200mmをAPS-Cに装着すれば300mm相当として使うことができます。

但し、SEL1018はAPS-C用レンズなのですが、フルサイズとして使うことができます。

上の画像で旧学習院初等科正堂の一番左側の画像以外全て、α7ⅢにSEL1018を装着して撮影した画像です。

もちろん、ズーム域10-18全てでは使用できません。ズーム両端に向かってケラレが大きくなり使えません。

ただ、12-16の範囲ですと多少のケラレは発生しますがライトルームの周辺光量調整機能を使うと簡単に解消できます。

上の画像もその機能を使用して現像しています。

そんなわけで、200mmぐらいの望遠ズームレンズを購入して、α7Ⅲとα6300の2台のボディを持参してレンズを交換するのではなく、カメラを交換して撮影なんても楽しいのかもと思ったりしています。

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