JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Jan. 2022

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■初詣で末吉ばかりを引く  田中康平


もう年が明けて9日になる。シェイクスピアの十二夜はクリスマスから夜明けが早くなり始める日の間の十二夜という特別な時間に起こるような大騒ぎを愉快に描いた芝居だったとの記憶がある。洋の東西を問わず新年をまたぐ2週間くらいは非日常の時間が流れて行くと定まっていたようだ。それも終わった。
今年の新年は初詣で二か所の神社に参った。元旦は酒も少しは入ったこともあり近くの御子神社に詣でた。安徳天皇が平家とともに太宰府に下った時に出来た神社とされる。自宅からは歩いて20分くらいでちょうどいい運動にもなる。近づくと太鼓の音が聞こえてくる、去年はコロナで見送られた福岡大の和太鼓チームによるパフォーマンスが今年は復活したようだ、人出もそれなりに多く密を避けての初詣などとはとはとても言いがたい。第6波は直ぐにもきそうだ。
お神酒をもらっておみくじを引く、末吉だ、悪くはない、しかし神社もこんなコロナの状態では末吉を沢山入れておくようになるのではなかろうか。そう思ってしまう。
正月4日に志賀島を巡った。海の中道から志賀島一帯はシティリゾートというに全くふさわしい場所だ。やはり正月らしい雰囲気が漂う。ここにある志賀海神社は神功皇后の時代にまで遡る恐ろしく古い神社でここに伝わる君が代を明治の元勲である薩摩の大山元帥が見出して日本国歌にしたとも何処かで聞いた
神主の家系は安曇姓で大和勢力が九州に及んできた頃一部が東へ逃れ長野に住み着き安曇野の名を残したとも言われる。
ここで引いたおみくじも末吉だった、詣でた2箇所とも同じ末吉とはと驚いてしまう。今年は自分にとっては尻上がりに良くなる年に違いなかろう、そう思うと少しは元気もでる。ともかく年が明けた。

写真は順に 1:御子神社・和太鼓、2:御子神社初詣風景、3:志賀海神社初詣風景、4:志賀島金印公園より博多湾を望む

    

 

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