JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Sep. 2022


■ 消化不良の夏  事務局

9月に入り少しは秋らしくなるのかと思いきや、まだまだ猛暑の名残で油断できない。
8月は3年ぶりの花火大会ということで、長岡、酒田(雨で中止)、山梨神明、鶴岡赤川、大曲の花火大会に行ったが、山梨神明以外どれも悪天候で、撮影的にはあまり満足のできるものは撮れなかった。どの大会でも花火師さんも地元も力が入っていたが残念だった。おばちゃん的にも撮影はできず溜まった疲労で夏バテがなかなか解消できない。
9月の第2週は地元文京区の氷川神社の祭礼。由緒ある神社で、神社は小さいけれど出店する露店の数がかなり多く例年は盛大に行われていた。
この祭礼もコロナの影響でここ3年中止だった。今年は露店なしで行われ、町内会で出す神輿も子供神輿のみで、二日間を一日に短縮した。毎年楽しみにしていた子供たちや神輿担ぎ手と露店はコロナでしょんぼりである。
地域の少子化と高齢化で神輿の担ぎ手が少ないのはここも例外ではない。昔は60歳だった敬老祝い金がいつの間にか75歳に引き上げられ、町内会費はなぜかジリジリと上がっている。
町内会のあり方自体問われ続けて30年、コロナを機に祭礼や地域のつながりなど形態が変わって行くのかもしれない。
そして中秋の名月。葡萄、梨、柿、栗などが店頭に並び、秋は確実にやって来ている。地球環境や年齢的なものを考えるといつまで観月できるのだろうか。感傷にひたっている場合ではないのだが、
コロナと異常気象と物価高はおばちゃんカメラマンにとっては三重苦だが、仕切り直してやんわり秋の撮影と行きたいものである。

■ 今月のにゃんこ

石巻 斎藤氏庭園に出入りしている野良猫のタマ

 

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