JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Oct. 2022


■  東京タワー付近は建設ラッシュ 川村由幸

勤務先の事務所がある東京タワー下から最寄り駅の神谷町まで歩いても5~6分ほどの道のりなのに
その間に4つの建設中の高層ビルを見ることができます。

  

左の画像が最も東京タワーに近いところから見える建設中のビル2件、真ん中の画像は左の画像の2件と
手前に見える1件を加えて3件の建設中が一緒に確認できます。一番右側の画像は神谷町駅に最も近いもので
画像中央のビルに隠れて建設中のビルを見ることができます。
狭い地域に4件もの新築高層ビル、オフィスビルなのかマンションなのか用途ははっきりしませんが
そんなに建てて大丈夫なのかといささか不安な思いになります。
私の承知しているグループ従業員が2万人を超える大企業の本社オフィスでは、在籍者の40%分しか椅子と机が用意されておらず、
基本的な仕事はテレワーク、本社オフィスへの出勤は申請が必要とか。
この2年間以上のコロナ禍のためにテレワークに対する抵抗感は全く無くなり、自宅にて仕事をすることが当然のことになりました。
それらは、オフィス面積の需要を減少させることにつながると考えて当然でしょう。
にもかかわらず、東京タワー付近は建設ラッシュ。なんとも理解できません。
もちろん、素人の私の考えることですから不動産事業の全てなど全く理解していません。プロの視点は全く違うところにあるのでしょう。
それに都心の場合、空地や緑地に高層ビルが建設されているわけではなく、古いビルを取り壊して新しいビルを建築するパターンが
ほとんどで、建築物のエネルギー効率は間違いなく向上しているでしょうから。
これからもビルの新築が続くのでしょうか。

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