JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine  Dec. 2022


■ 古代出雲歴史博物館を訪れる 田中康平

コロナで遠出は心理的に出ずらかったところへ旅行支援割引が始まった、せっかくだから何とか乗っかりたいと、旅行社のツアーで博多発姫路-鳥取-出雲のコースを1泊2日で巡った。姫路城も修復されてからは行っておらず、鳥取砂丘、出雲大社、足立美術館もはじめてで、忙しく人出も多い日程でもそれなりに印象深かったが、何が最も印象に残ったかといえば古代出雲歴史博物館だった。
出雲大社参道の東側少し離れたところに2007年に造られている。ツアーの短い自由時間に駆け足で訪れた。
発掘された中世の出雲大社の大きな柱の根元部分など目玉は沢山あるが荒神谷遺跡から発掘された358本の銅剣が壁一面に展示したある様が圧巻だ。さらに加茂岩倉遺跡から一度に発掘された39個の銅鐸もその前に展開して並べてある。弥生時代の北部九州中心の銅剣文化圏と近畿中心の銅鐸文化圏の両方が重なる出雲という場所の重さをどうしても感じてしまう。出雲の位置づけといい邪馬台国論争といい日本の古代はまだまだ解明されていないことに満ちている、そうも感じさせる。

写真は順に 1.出雲大社拝殿、2.古代出雲歴史博物館、3.発掘された700年前の出雲大社の巨大柱 4.、5.荒神谷遺跡から一度に出土した358本の銅剣 6.加茂岩倉遺跡から一度に出土した39個の銅鐸 7.銅鐸の埋蔵状態復元

      

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