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岡山県岡山市北区 造山古墳群

Tsukuriyama kofungun,Kitaku,Okayama city,Okayama

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July 14,2015 瀧山幸伸 source movie

岡山県岡山市北区にある前方後円墳。1921年(大正10年)に、陪塚とされる中小古墳6基とともに国の史跡に指定されている。

墳丘長は全国第4位で、墳丘に立ち入りできる古墳としては日本最大であり、古墳時代中期の築造とされる。

墳丘の長さ約350メートル、後円部復元径約190メートル、後円部高さ約29メートル、前方部幅215メートル、高さ25メートル、前方部の頂が壇状の高まりになり、三段築成の墳丘をもつ超巨大古墳で、岡山県では1位、全国では大仙陵古墳(約486メートル)、誉田御廟山古墳(約420メートル)、上石津ミサンザイ古墳(約360メートル)につぐ4番目の大きさである。周囲には榊山古墳(造山第1号墳)や千足装飾古墳(造山第5号墳)など6基の陪塚がある。現在に至るまで、本格的な学術調査が行われておらず、内部は未発掘である。特徴として、墳丘の長さに対して後円部の割合が大きいことが挙げられる。

大きさから古代吉備にヤマト王権に対抗しうる、または、拮抗した強力な王権(吉備政権)があったとする見解もある。一方で、吉備単独の首長ではなく連合大和王権として造った古墳であり、その被葬者も倭王の一人ではないかと見ている研究者もいる。天皇陵に比定されている上位3古墳をはじめ近畿地方の巨大古墳が宮内庁により国民はもちろん学者・専門家も内部への立ち入りが禁止されているのに対し、ここは立ち入り出来る古墳では国内最大のものであり、全国的に見ても貴重である。

なお、総社市にも同音の作山古墳(つくりやまこふん)があり、地元では造山古墳は「ぞうざん」、作山古墳は「さくざん」と区別して呼んでいる。

墳丘形状・埴輪などから考えて、本古墳の築造時期は5世紀前葉末から中葉はじめ頃と推定されている。

(wikipedia)

 

 

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