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大阪府大阪市 芝川ビル(旧芝蘭社学園)

Shibakawa building, Osaka city, Osaka

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June 2010 撮影 柴田由紀江

大阪府大阪市中央区伏見町3-3-3

竣工:昭和2年(1927年)

設計:渋谷五郎、本間乙彦

施工:竹中工務店

構造:鉄筋コンクリート造4階建て、地下1階

国登録有形文化財

昭和2(1927)年、南米マヤ・インカの装飾を纏った芝川ビルが竣工します。

芝川ビルを建てた芝川又四郎は、かねてから店を不燃性の建物に建替えたいと思っていました。そんな折、大阪倶楽部において建築家の片岡安のスピーチを聞き、鉄筋コンクリートが耐震・耐火性に優れていることを知り、鉄筋コンクリートへの建て替えを決意したと言います。こうして建設された芝川ビルは、耐震・耐火性に細心の注意が払われており、その意気込みは、現在も建物の随所に見ることができます。

芝川ビルの竣工当時、ビルの建つ大阪・船場地区にはまだ和風の木造家屋が多く、問屋でも、配達用の手車が置け、小店員を泊めることもできる和風家屋が重宝され、洋風のビルでは都合が悪いといった時代でした。又四郎がビルを建てたのも、防火の目的が主で、部屋を賃貸するというような考えはなく、全てを応接室・娯楽室など自家用として使用するつもりだったそうです。

しかしながら、芝川ビルは、自家用の使用だけではまだ余裕があったため、教育に関心を持っていた又四郎の意向で「芝蘭社家政学園」という花嫁学校として使われることになります。。「芝蘭社家政学園」では、洋裁、和裁、習字、生け花、茶道、割烹など多彩な授業を開講する私学として、自由な構想で教育が行われました。昭和4(1929)年の開校から昭和18(1943)年の閉校までに、関西一円の名門女学校を卒業した3,000人を超えるお嬢さんたち、いわゆる「いとはん」たちが学んだ「芝蘭社家政学園」は、現在の女子短大のはしりであったとも言われています。

(芝川ビル公式サイトより抜粋)

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