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大阪府大阪狭山市大阪府立狭山池博物館
(Osaka Prefectural Sayamaike Museum, Osakasayama City, Osaka Pref.)

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Aug.2012 野崎順次 HD video


大阪府大阪狭山市池尻中2丁目

撮影日: 2012年8月1日

博物館の概要
景観整備により新たな親水空間に生まれ変わった狭山池との一体活用を重視した野外性を持った博物館。狭山池の堤や出土文化財を中心に、人間の最も基本的な営みである水と大地との関係性を追求する土地開発史専門の博物館で、大阪にとどまらず、東アジア的視野で土地開発のあらゆる資料や情報の収集に努め、土地開発史の学習・研究センターをめざす。

南海高野線大阪狭山市駅から数百m歩き、堤に上がると、狭山池が見える。そのすぐ北側に博物館がある。

建物の概要
設 計: 安藤忠雄建築研究所
構 造: 和田建築技術研究所
施 工: 藤木工務店、井上工業共同企業体
主体構造: 鉄筋コンクリート造
竣 工: 2001年

建物の外観
大まかに云うと、細長い四角形平面の水庭、円形のコート、窓もない大きな直方体とやや小さな直方体の建物から成る博物館で外壁の仕上げは主として打ち放しコンクリートである。贅沢で自由な空間を創り上げた巨大なハコモノである。

玄関から直進すると右手に水庭が見える。

水庭とその周辺

南棟周辺

円形コート

階段を上った、長い庇の下が博物館エントランス

建物内部

展示第1ゾーン 狭山池への招待
飛鳥時代に敷葉工法を用いて築かれた狭山池の堤は、改修を繰り返して現在まで使われ続けて来た。第1ゾーンでは、高さ約15m、幅約60mの堤の断面を移築展示している。

展示第2ゾーン 狭山池の誕生
東樋(ひがしひ)の年輪年代測定結果から、7世紀前半につくられた日本最古のため池であることがわかった。第2ゾーンでは長さ約60mにわたって、この飛鳥時代の東樋(大阪府指定文化財)と江戸時代の東樋を展示している。

展示第3ゾーン 古代の土地開発と狭山池
奈良時代(8世紀)の改修では、僧 行基(ぎょうき)が活躍した。また律令国家による改修もあり、狭山池は国家の土地開発政策と深く結びついていた。

展示第4ゾーン 中世の土地開発と狭山池
鎌倉時代(13世紀)、東大寺を再建した僧 重源が改修をおこなった。重源は古墳時代の石棺で樋をつくったが、この時の業績をしるした重源狭山池改修碑(大阪府指定文化財)が見つかった。

展示第5ゾーン 近世の土地開発と狭山池
17世紀初め、豊臣秀頼の命で、片桐且元が改修をおこなった。第5ゾーンでは、この慶長の改修でつくられた中樋(大阪府指定文化財)と木製枠工(堤の基礎を補強する木組)を移築展示している。

参考資料
大阪府立狭山池博物館HP
神楽岡工作公司HP



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