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滋賀県草津市 常善寺

Kusatsu Jozenji


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Aug. 2009 撮影/文: 中山辰夫

常善寺(じょうぜんじ)

草津市草津3−9−7

常善寺はJR草津駅の南西約800m、旧東海道の本陣跡から南へ約300mの所にあって、滋賀銀行の前を右に入ると常善寺「浄土宗」の境内となる。

この寺は天平7年(735)良弁僧都が創建したとされ、草津最古の寺院という。

尊氏から始まり足利家と深く、織田・徳川時代も安堵された。

家康・秀忠が上洛の際には宿陣し、徳川家からは代々寺領として五十石を受けていた。

街道を往来する大名・小名ですら、門前を通過するときは一顧の礼を欠くことが出来なかったとまでいわれた。

草津宿場町にあっては旧東海道筋に面した随一の古刹だった。

かつての境内は、寺地塀をめぐらし約4000坪あったと古図に書かれてある。

その後、荒廃をたどったが、昭和43年(1968)に本堂をコンクリート造で復元した。

新堂には、昔の造りの構造を少しでも表現しようとした工夫が見られた。

今も境内はかなり広く、樹木も茂り落ち着きが感じられた。

当寺はこの地域における浄土宗の地区指導を担っているようでした。

境内の一部は駐車場になっていた。

木造阿弥陀如来両脇侍像3躯(鎌倉)

国重要文化財:彫刻:指定1900・04・07

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