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滋賀県近江八幡市 日牟禮カフェ
Himure cafe ,Omihachiman,Shiga

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Feb.2012 中山辰夫




Sep.2010 撮影/文:中山辰夫

近江八幡市宮之内町243 (近江八幡日牟禮ヴィレッジ内)

近江八幡市の観光の中心である日牟禮八幡宮に向かって、明神鳥居《既報》をくぐり、八幡堀《既報》にかかる白雲橋を渡ると境内である。
その境内の両側に、お菓子の「たねや」が経営する日牟禮ヴィレッジがある。
楼門に向かって右側が“日牟禮の舎(やかた)で和風・和菓子の店舗、左側が”クラブハリエで“洋風・洋菓子の店舗となっている。

“日牟禮カフェ”はこの奥にある。

「日牟禮カフェ」は昭和初期に住まいとして建てられたヴォーリズ建築である。
この建物は大阪朝日新聞社で活躍した忠田兵蔵が後半生の住まいとして郷里に建てた。
昭和11年(1936)に建てられたもので、平成15年(2003)に改修されたスパニッシュ・スタイルの木造二階建である。
八幡山の麓、緑豊かな環境にあって、和様の融和した設計に趣がある。
ヴォーリズの原型を保ちながらいい状態に改造されているとされる。
平成15年、当地の洋菓子店“たねや”により再生活用がなされている。

八幡山をバックにして優美な姿を呈するこの建物は、「使いながら保存したい」「本物を肌で感じて欲しい」という思いで維持され一般に公開・使用されている。《予約制である。》
住まいとしての機能を追及した過程で、自然に生まれた「美」が、住む人に使いよさと安らぎを与えている。
採光のいい4部屋に分かれ、それぞれに特長のある構成がなされている。各部屋の什器・装飾にも見応えがある。
一階のハリエリビングで、コーヒーとケーキを片手に座していると、何とも言えない落ち着きと心地よさが感じられて至福の時が過ごせた。
ケーキは当店自慢の“焼きたてバウムクーヘン”である。

外観
後方には八幡山が見える。実直な建築であるが庭の緑が”美“を一層引き立っている。赤瓦であるが日本瓦。

玄関周り
玄関の扉周りに貼り付けられたタイルは京都で焼かれたものとか。今なお新鮮に感じる。

廊下・階段周り
階段下や洗面所にこっそり作りつくられた収納。温かみを感じる丸みのある手す。扉の取手は、水を使う所ではクリスタル、他は真鍮を使う細かな気配りがみられる。「あき」の字も可愛い。

ハリエライブラリー(1階)
暖炉のあるリビング。各部屋の照明もそれぞれ雰囲気がある。

ハリエリビング(1階)

和室(2階)堅実にしてモダンな構成の和室である。

ハリエビュー(2階)
目隠し板がおいてあった。

“たねや”は、現在県内・外から高い評価をうけており、一番元気ある企業といえる。

クラブハリエ

日牟禮の舎

日本初優勝!

「WPTC2010」(ワールドベストリーチ−ムチャンピオンシップ)にて日本初優勝
2010年7月5日、6日にアメリカアリゾナ州フエニックスで行なわれた製菓の国際コンクール「WPTC2010」においてクラブハリエ洋菓子統括グランシェ・山本隆夫が日本代表のチームキャプテン(チョコレートピース担当)として参戦し日本が初優勝した。
この大会は2年に1度アメリカで開催されている製菓の国際コンクール。2010年で5回を迎えた。

参考資料《パンフレット《鄙 ひなび》ヴォーリズ建築の100年、他》






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