JAPAN GEOGRAPHIC

滋賀県高島市 マキノのメタセコイア

Metasequoia,Takashima city, Shiga

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Dec.28,2016 Jan,24,2017 中山辰夫

着雪を待つメタセコイアと雪化粧したメタセコイア

12月の2週目ごろからは落葉が日を追って始まり、何日かはオレンジロードが見られた。里山が雪で薄ら白くなる日もあった。

3週目に入った15日頃から雪交じりの日もあらわれ、昨年見られなかった雪の到来を期待するムードが感じられた。

22日、「マキノのメタセコイア並木を守り育てる会」の皆さんで清掃作業が行われ、落葉が重機で撤去された。準備完了である。 

                    

正月、マキノ町は雪なしで迎えた。

1月12日にうっすら雪が積もった。14日、寒波で全国広い地域に大雪をもたらした。マキノも降り雪景色となったが風が強く着雪には至らなかった。

23日、高島市に大雪警報、風雪・雷・なだれ・着雪注意報が発令された。

雪化粧のメタセコイア

23日頃から滋賀県北部で雪が降り続き、マキノ町のメタセコイア並木も雪化粧をまとった。この日の大雪は、マキノにとって久しぶりの大雪とか。

思い切って出かけた。幹線道路の雪は除雪されていたが、脇の木の根元は1m余の積雪で近寄れない。集落は雪にうずもれ静寂の中にあった。

2㎞強の並木道をゆっくり歩きながら、幻想的な風景に触れることができた。

静寂な集落

      

幹線の路面は溶雪・除雪処理が施されており車の往来に支障はない、その両端を歩く。脇道はたっぷりと雪がある。車が通った後でないと入れない。

        

いよいよ並木の始まり 幹線の正面から写すのみです。

    

時折雪は降るが風もなく、ラッキーな巡り合せに感謝。雪景色を楽しむ。 枝の上にも雪を頂き、真っ白な雪と茶色の木が調和する光景に引き込まれた。

       

幹線の両側に林立する約500本の雪の木、様々な光景を呈する。

  

幻想的な風景 幹線を覆う枝葉は独特のもの ここしか見られない状景が続く

                  

果樹園に被害がないといいのだが・・・

        

マキノ農業公園・ピックランドセンターハウス付近 今日は休業日

    

一度見たかった景色、満足できた。


Dec.3,2016 中山辰夫

12月初旬頃の景観 

11月の下旬頃になると、葉の色が緑から赤に変わり始め次いで赤褐色の姿へと移った。撮影した日には落葉も一部始まっていた。

赤く染まった遊歩道は歩く人々で溢れ、巨木のトンネルをくぐりぬける人の顔まで赤褐色に染まっていた。画像については説明が要らない。

12月10日ごろになると益々落葉が進み、枝のみが目立つ巨木となる。1月に入ると枯れた枝木に雪が冠して、晴れた冬の青と白のコントラストが見ものである。

                                                                   


November 30,2016 大野木康夫 source movie

マキノピックランド無料駐車場付近

                                                                    

瑞光院の無料駐車場付近

          


Nov.17.2016 中山辰夫

メタセコイアの並木道

高島市マキノ町蛭口

琵琶湖の北西に位置するマキノ町(現・高島市マキノ町)は、全国初のカタカナの町名だった。

JR湖西線「マキノ駅」が最寄りで、桜の名所「海津大崎」にも近い。

        

マキノピックランドに、延長2.4kmにわたってメタセコイアが約500本植えられ、マキノ高原へのアプローチ道として、高原らしい景観を形成している。

春夏は緑、秋は赤、冬は白に染まり、多彩な景観が見事である。

この並木は、「クリ園を守る防風林」として1981(昭和56)年にマキノ町果樹生産組合が植えたのが始まり。地域の人々の手により慈しまれ、育まれて町全体で整備され現在のこの雄大な姿となった。並木道の両側は果樹園となっており、自然豊かな景観を形成している。

メタセコイヤの並木道

 

12月頃の景観—12月03日

  

11月頃の景観—11月17日

                      

10月頃の景観

初旬頃の景観—10月03日—夜明け前後〜日の出まで〜早朝

                              

メタセコイアは、中国原産、スギ科メタセコイア属の落葉高木で、和名はアケボノスギ。

最大樹高が115mにも及ぶといわれるセコイアにその姿が似ていることから、メタ(変形した)セコイアと名づけられている。

春の芽吹き・新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の裸樹・雪花と四季折々に美しい円錐形のメタセコイアの並木とまっすぐに伸びる道路が造り出す対称形の整った景観は、遠景となる野坂山地の山々とも調和し、訪れる人々を魅了する。1994(平成6)年、読売新聞社の「新・日本の街路樹百景」に選定された。

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