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滋賀県高島市 鵜川四十八体石仏
Ukawa sekibutsu,Takashima city,Shiga

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Oct.2011 中山辰夫

高島市鵜川

滋賀県指定史跡

JR高島駅から約1.5km、国道161号線から少し旧西近江路に入る。白鬚神社からも楽に歩ける距離である。
付近は石垣に囲まれた段々の田畑が続く。今は放置されたままのところが多い。

程なく、共同墓地が現れ、その一画に素晴しい石仏が並んでいる。
石仏は東向きに6体ずつ8列並び、すべて花崗岩製でいずれも定印を結んだ阿弥陀如来坐像である。
様式は同一だが、多少の大小がある。標準的には、高さ約160cm前後、顔の長さ約50cm・肩幅約75cmである。

この石仏は、天文22年(1543)、近江の守護職で観音寺城・城主(近江八幡市)佐々木六角(義賢)が、亡き母の追善のために
阿弥陀四十八願にちなんで造立した。
室町時代の作風がよく出ていて、野にある石仏としての出来栄えや、数の多さの点からも優れものである。

風雨にさらされて顔や衣のひだはすっかり磨り減っているが、ユーモラスな顔・あどけない顔・悲しそうな顔・慈悲深い顔など、一つ
一つに違った表情がよみ取れる。石仏が目を据える琵琶湖の対岸は安土か観音寺城か・・・。

総数48体であったが、13体は坂本の慈眼堂へ移された。残り33体のうち2体は盗難にあった。最近もまた2体盗難にあったようで
ある。防止策として、リフト車が入れないように、ガードを設けたとのこと。

昭和の初め頃の安置状態

盗難に会う前と現在(古墳内の仏像が盗難にあう)

白鬚神社へは約600mの距離。すぐに境内の樹木が目に入る。

資料 滋賀県教育委員会発行





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