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東京都港区 愛宕山

Atagoyama,Minatoku,Tokyo

 
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Nov.27,2018 柚原君子

愛宕神社

所在地:東京都港区愛宕1-5-3

愛宕山(元桜田山)といった海抜26メートルの山の上に愛宕神社があります。かつては江戸の景勝地で江戸の町を見下ろして遠くは芝浦の海岸や深川・洲崎方面、海に浮かぶ船まで展望できたそうです。主祭神は火の神の火産霊命(ほむすびのみこと)。配祀は水の神の罔象女命(みずはのめのみこと)、山の神の大山祇命(おおやまづみのみこと)、武徳の神の日本武尊(やまとたけるのみこと)。創建は1603(慶長8)年。徳川家康が幕府を開くにあたり江戸の防火の神様として祀られています。

正面の鳥居の後ろには急な階段があります。直線の石段は86段からなる男坂。傾斜40度。登り切って上から下を見ると目眩がしそうです。右側にある緩やかな石段は女坂です。

男坂の方は逸話があって「出世の石段」と言われています。

『三代将軍・徳川家光が増上寺に参詣の折、愛宕神社の前を通りかかります。境内より梅の香りが漂って来ますので家光は、馬で梅を手折ってくるように供に命じます。あまりにもの急勾配石段でほとんどの者が怖じ気づきますが、そんな中、四国丸亀藩の家臣・曲垣平九郎(まがき・へいくろう)が騎馬にて石段を一気に登り、手折った梅の枝を献上したのです。家光公は、「この泰平の世に馬術の稽古怠りなきこと、まことにあっぱれ」と、平九郎を日本一の馬術名人とたたえた』という逸話。

以来この急な石段は「出世の石段」と言われます。傾斜40度の石段を馬が上がれるわけがないから作り話であろうという思惑もありますが、明治以降3人(明治15年・石川清馬:宮城県出身、大正14年・岩木利夫。参謀本部馬丁。廃馬になる愛馬のために最後の花道をつくった。昭和57年・渡辺隆馬:スタントマン、「史実に挑戦」というテレビの特番で)が馬で石段を駆け上ることに成功しているそうです。

男坂を普通に歩いても86段の坂を上がると息がきれますが、曲垣平九郎が家康に献上した梅の木は拝殿前の左手にあります。境内は思った寄り広く池もあり、たくさんの鯉が寄ってきて口を開けています。茶屋を横に見て女坂を下りてみます。

東京内で唯一の山岳トンネル「愛宕隧道」もあります。愛宕山を掘り抜いて通されたこのトンネルは1930年に完成し、全長76.6m、幅9m、車道の幅は4mで、両脇には2.5mの歩道が通っています。

                                                                  

 

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