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東京都文京区 水神社

Suijinja,Bunkyo,Tokyo

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Nov.24,2015  柚原君子

(すいじんじゃ)
所在地:文京区目白台1-1-9

東西線「早稲田」下車して15分。蕉雨園と永青文庫の間の駒塚橋に下る急な階段、胸突坂の途中にある神社。小さなお社ですが本殿です。
昔は八幡宮が同じ敷地にあったそうですが現在はありません。
創建年代は不明ですが社の前の鳥居の一番上にある笠木が台風により折れてしまったので2005(平成17)年に新しい鳥居が作られましたが、その折れた鳥居には安政4年と刻まれていたそうです。安政とは江戸時代で安政の大地震、また翌年ハリスが入国したそんな時代。そして徳川家康が江戸に入府して以来、水ではとても苦労があったようで、江戸に水を引き込むことは大事業となりますが、それに関連する水神様です。
急坂の途中の社で一休み。森閑とした周囲。静かで都会であることを忘れさせてくれます。

以下は文京区教育委員会掲示。
『江戸砂子』に、「上水開けてより関口水門の守護神なり。」とある。
わが国最古の神田上水は、徳川家康の命により、大久保主水が開いた。井頭池からの流れを、目白台下の現大滝橋のあたりに、堰(大洗堰)を築き、水位をあげて上水を神田、日本橋方面に通じた。
伝えによれば、水神が八幡宮社司の夢枕に立ち、「我水伯(水神)なり、我をこの地に祀らば堰の守護神となり、村民を始め江戸町ことごとく安泰なり」と告げたのでここに水神を祭ったという。
上水の恩恵にあずかった神田、日本橋方面の人たちの参詣が多かったといわれる。また、このあたりは田園地帯で、清らかな神田上水が流れ、前には早稲田田んぼが広がり、後には目白台の椿山を控え、西には富士の姿も美しく眺められて、江戸時代は行楽の地であった。(文京区教育委員会掲示より)

                               

 

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