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東京都港区 根津美術館
Nezu museum,Minatoku,Tokyo
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Feb.2012 松田浩志

        

「茶室・庭園」
「根津美術館を訪れる楽しみの一つに、都会のオアシスとも言われる庭園の散策があります。1階の庭園口、または地階の茶席口から出て石畳の小径を進み樹々の中へ入ってゆくと、茶席やさまざまな石造物が見えてきます。ここは、その起伏に富んだ土地を気に入った初代根津嘉一郎が明治39年に求めた場所です。深山幽谷の趣のある庭園を造り、田舎家風の建物や茶席を配し、大正2年にはその成果を世に問うとして「庭園講評会」を行いました。新しい美術館の建設に際して、主要な園路をこれまでの飛び石から歩きやすい石畳に改めました。自然そのままの景観を作り出した初代の意を汲みつつ、誰もが散策を楽しめる庭園に作り替えたともいえます。美術館鑑賞のあとに、緑豊かな庭園の四季の移ろいをお楽しみください。」
根津美術館ホームページより
かって、すべての茶室を使って庭園で大茶会が開かれているのに遭遇。
渋い庭が華やいでいました。
                                        


「灯篭・石像・狛犬等」
どれも味のあるものばかり。これほどのコレクションを自然な姿で味わえるのもここの楽しみの一つ。

                                             



Dec.2009 野崎順次



東京都港区青山6−5−1
撮影日:2009年10月22日

根津美術館は、東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代根津嘉一郎(1860〜1940)が蒐集した日本・東洋の古美術品コレクションを保存し、展示するためにつくられた美術館です。
山梨県に生まれた初代嘉一郎は、若い頃から古美術品に関心を寄せていたようです。
明治29年(1896)東京に本拠を移すと、実業家、政治家として腕を振るい、また教育界にもその活躍の場を広げるかたわら、茶の湯にいそしむようになると、美術品の蒐集にはさらに拍車がかかりました。
その蒐集ぶりは豪快を極めたと語り草になっています。
そして、それらのコレクションを単に秘蔵するのではなく、「衆と共に楽しむ」ことが初代嘉一郎の願いでした。
その遺志を継いだ二代根津嘉一郎が、昭和15年(1940)に財団を創立、翌年根津美術館が開館しました。
昭和20年、戦災で展示室や茶室などその大部分を焼失しましたが、昭和29年に美術館本館を再建、昭和39年には増築を行い、平成3年(1991)には創立50周年記念事業としてさらに増改築を行いました。
そして、現館長・根津公一のもと、平成18年より3年半をかけたこのたびの新創工事は、以前の新館を建物免震の収蔵庫に改築することからはじまり、3つの倉庫と旧本館を取り壊して、新たな展示館(本館)を建設するなど大規模なものとなりました。
(新本館の建築設計は、隈研吾による)
昭和15年の財団設立当時、4,643点でスタートした当館の所蔵品の数は、平成21年3月末の時点で、6,874件を数えるにいたっています。
これらのうちには、国宝7件、重要文化財87件、重要美術品96件がふくまれています。
コレクションの大部分は、初代根津嘉一郎の旺盛な蒐集の成果です。
蒐集の対象は、日本・東洋古美術の広いジャンルにわたり、当館コレクションの幅の広さにつながっています。
また晩年、自ら青山と号して茶の湯をたのしむなかで集めた茶の道具の数々も、コレクションの重要な柱となっています。
(根津美術館公式ホームページより)       2009年10月7日(水)〜 11月8日(日)
新創記念特別展 第1部新・根津美術館展 国宝那智瀧図と自然の造形       新本館の建物                    


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