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東京都新宿区 新宿御苑

Shinjuku Gyoen,Shinjukuku,Tokyo


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 Nature
 
 
 Water
 
 
 Flower
 
 
 Culture
 
 
 Facility
 
 
 Food
 


新宿区内藤町11 新宿御苑旧洋館御休所 重文 近代/文化施設 明治 明治29(1896) 木造、建築面積480.1㎡、スレート葺及び鉄板葺、正面玄関ポーチ付、東側旧渡廊下基礎部分附属旧給湯罐室1棟 20011114


July 7, 2022  野崎順次 source movie

東京都新宿区
新宿御苑


今回は大木戸門から入って、玉藻池から整形式庭園あたりまで、東部をたどった。

パンフレットと現地説明板
      

大木戸門と旧大木戸門衛所
旧大木戸門衛所は昭和2年に建てられ、大戦の戦火も免れ、新宿御苑が皇室御料地であったことを覗わせるたいへん貴重な建物である。
            


入場門あたり
    


温室(今回は外観を眺めるだけ)
     


大木戸休憩所あたり
          


玉藻池(内藤家の庭園「玉川園」の面影が残る)
                


ご老人がカイツブリの親子を観察していた。
      


玉藻池(続き)
                     


さらに奥へ
     


西方を見渡すと、風景式庭園の背景に新宿市街のスカイライン
       


プラタナス並木
                   


大きなすっぽんが道路を歩いていた。びっくりして管理事務所に通報すると、産卵期の行動だから放置しておいてくださいとのこと。
         


整形式庭園
                        


その南側に再びプラタナス並木
     


森林区
     


April 15, 2022 野崎順次 source movie

いうまでもなく有名な庭園で、重森三玲の庭園歴覧にも入っているし、東京出張の折には近くに来ることも多いのに、これまで入園する気持ちになれなかった。小雨が降っているのに誘われて、何故かその気になった。仕事の合間の昼時間に八重桜を楽しんだ。千駄ヶ谷門から入り、南エリアの西端をかすめ、西エリアの日本庭園を周遊し、北エリアを横断して、新宿門からでた。

パンフレットと現地説明板、本日のコース
       

南エリア西端
             


旧御涼亭(あるいは台湾閣)
                 


中央休憩所あたり
                              

日本庭園
                             


北エリアから新宿門
         


Dec.3,2021 瀧山幸伸  source movie


  

大木戸門

   

温室

   

                     

旧洋館御休所

                     

ハナノキ

           

  

  

中の池

           

旧御涼亭と上の池

                                 

      


February 18,2017 大野木康夫 source movie

所在地 東京都新宿区内藤町11

園内

    

梅の花

    

旧洋館御休所(重要文化財)

明治29(1896)年の建築

木造、建築面積480.1m2、スレート葺及び鉄板葺、正面玄関ポーチ付、東側旧渡廊下基礎部分附属

新宿御苑の地は,明治12年より宮内省所管となり,当初は御猟場や養蚕関係施設がおかれたが,徐々に皇室の植物園として整備された。

御苑中央の芝庭の北にほぼ南面して建つ旧洋館御休所は,皇族が温室を利用する際の休憩所として明治29年に建設されたもので,設計は宮内省内匠寮である。形式は木造平屋建,本屋を切妻造,スレート葺,庇部分を瓦棒型鉄板葺とする。

新宿御苑旧洋館御休所は,当時アメリカの住宅建築を中心に流行した様式を基本とした瀟洒な外観をもち,意匠的に優れ,高い価値がある。

また,明治大正期における皇室関係の庭園休憩施設として唯一の遺構である。

保存状態も良好で,わが国近代の建築界において独自の地位を築いた宮内省内匠寮の作風の一端を知る上でも重要である。

(国指定文化財等データベースより)

                           

園内風景

    

大木戸口

  


Nov.4, 2015 松田浩志 source movie

新宿御苑

Shinjyukugyoen. shijyuku-ku, tokyo

東京都新宿区内藤町11

「菊の育種の歴史

菊は8〜9世紀ごろ中国より日本に伝えられたされています。当初は宮中をはじめとする一部の階級層の間で観賞用の花とともに薬用として用いられていました。

桃山時代になり、白色の花だけの菊に黄色や桃色と言った新しい色が生まれてきました。そして江戸の元禄期に菊は広く庶民の間に普及し、今日に見られる日本独自の多くの品種が生まれてきたのです。19世紀に入りこの多様な菊が欧米に渡り、ヨーロッパでスプレー菊、アメリカではポットマムが生み出され、日本をはじめとする世界各地で切り花、鉢物や花壇花として改良が進み、世界三大花のひとつとされる今日の菊が作り上げられたのです。」

イノチオ精興園ホーム園ホームページより転載

菊花壇展

 新宿御苑の開花時期・花形を揃えての立派な菊の展示には感心させられる。

      

 1. 懸崖作り花壇

       

 2. 伊勢菊、丁子菊。嵯峨菊花壇

                    

 3. 大作り花壇

             

 4. 江戸菊花壇

                        

 5. 一文字菊、管物菊花壇

                 

 6. 肥後菊花壇

                 

 7. 大菊花壇

         

インホメーションセンター資料

                       

           


 May 17, 2015 松田浩志


温室
             

 バラ園
                                                                                                                                                 

旧御涼亭

 「この建物は皇太子(後の昭和天皇)御成婚記念として台湾在住邦人の有志から贈られたものである。旧御休息所の平面形状に卍形のモチーフが見られるなど、清朝中期以降の台湾で用いられた建築様式(中国南方のピン南建築様式)の特徴が現れている。わが国では、大倉集古館(1927年築、東京都港区虎ノ門)と並ぶ本格的中国風建築物である。」

                           

 

 


Nov.2,2014 松田浩志

1.

『<大菊花壇> 

菊の代表的な品種の大菊を用いた大菊花壇では、花びらが中心を包み込むように重なり合いふっくらと盛り上がる「厚物」と、花弁の先端が外側に流れる「厚走り」を、一列一品種づつ、黄・白・紅の花色の順に植え込みまれています。

この配列は新宿御苑独自の様式で、神馬の手綱を模していることから「手綱植え」と呼ばれています。計39品種311本がそろって咲く姿は壮観です。』

「(一財)国民公園協会新宿御苑ホームページより転載」 2.

『<肥後菊花壇>

毎年新規構築の竹木軸,よしず張,間口四、五間,奥行四、二間,軒高八、五尺,面積三、一五坪の上家に三十五株の肥後菊を秀島流により三列互の目植えにしたものです。

<花壇の説明>

肥後菊は熊本地方で発達した清楚にして雅致のあるもので,花は一重で平弁と管弁があり,弁と弁との間に隙があるのが特徴です。その仕立て方は秀島流によるもので,陰の木は心二本で十二本立とし,陽の木は心一本で十一本立に結立てたものです。

花壇の植付けは三列で,その花までの高さは後植四、五尺内外,中植三尺内外,前植一、五尺内外と定められ,その植付順序は陰の木から植え始めたときは陽の木で終わり,陽の木から植え始めたときは陰の木で終わることとなっています。また各列とも平弁と管弁を交互に配し,色の配合も黄,白,紅の順序とするものです。新宿御苑では昭和五年からこの仕立方を行っています。』

「新宿御苑インホメーションセンター資料より転載」

3.

『<懸崖つくり花壇>

作り始め:大正4年(1915)  竹と木の素材をいかしたよしず張りの上家に、30鉢の大中小の山菊懸崖作りを、野趣にとんだ古木の花台の上に配色よく並べた花壇です。

懸崖作りは、山野に自生する野菊が、岩の間から垂れ下がって咲いている姿にヒントを得て作り始めたもので、野趣を生かした独特の味わいがあります。

懸崖作りに用いる菊は小菊で、分枝性の旺盛なものを摘心によって仕立てます。この花壇に陳列している品種は、小菊のなかでも一重咲きの山菊とよばれる品種を用いています。』

「(一財)国民公園協会新宿御苑ホームページより転載」

4.

『<伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇>

作り始め:昭和30年(1955)  木の素材をいかしたよしず張りの上家に、伊勢菊32株、丁子菊32株、嵯峨菊25株を配色よく植え込んだ花壇です。

伊勢菊は伊勢地方(現在の三重県松阪市・津市)で発達した菊です。花びらが平たく、咲き始めは縮れていますが、開花するにしたがって伸び、垂れ下がって満開となります。花びらが長く垂れ下がるほど良い花とされています。

丁子菊は、昔、おもに関西地方で作られた菊です。花の中心の筒状の花びらが香料の丁子の花に似ていることから、この名前がつきました。外国では「アネモネ咲き」とよばれ人気があります。花びらは平たいものや匙のような形のものがあります。

嵯峨菊は、嵯峨天皇の御愛の菊として、京都の大覚寺に植えられたものが始まりといわれる、もっとも古い歴史をもつ古典菊です。花びらが平たく、咲き始めは乱れ咲きに開き、次第に花びらがよじれて立ち上がり、全部立ちきって満開となります。雅趣に富んだ菊です。』

「(一財)国民公園協会新宿御苑ホームページより転載」 5.

『<大作り花壇>

作り始め:明治17年(1884)  木の素材をいかした、障子屋根とよしず張りの上家に、大菊の大作り菊を陳列した花壇です。

大作りは1本の株から何百というたくさんの花を咲かせるように仕上げたもので、菊のなかでもとくに発達の旺盛な品種を用います。この作り方で一番大切なことは、多くの花を咲かせることはもちろん、個々の花においても枝や葉が均一で、花の大きさが揃いかつ開花期が同時でなければなりません。 飾りつけは個々の花をこんもりと、そして半円形に整然と結い立てるもので、この栽培と仕立てには高度の技術が必要とされています。この様式は新宿御苑独自の技術であり、菊花壇の中でも見ごたえのある花壇です。全国各地の菊花壇展でみられる千輪作りの先駆けにもなっている菊です。』

「(一財)国民公園協会新宿御苑ホームページより転載」 6.

『 <江戸菊花壇>

作り始め:明治11年(1878)  木の素材をいかした障子屋根の上家に、1株27輪仕立ての中菊29株を3列の互の目に奥行きをつけて植え込み、篠立て作りにした花壇です。

中菊は関西の大菊に対し、江戸において流行したので、江戸菊ともよばれています。また、花びらが様々に変化することから、狂菊ともよばれています。その狂い方によって、「追抱(おいがかえ)」、「褄折抱(つまおれがかえ)」、「丸抱」、「乱れ抱」、「自然抱」、「露心抱(ろしんがかえ)」「管抱(くだがかえ)」の7通りの名前がつけられています。

花びらは平たいもの、管のようになったもの、匙のようになったものの3種類あります。

この菊は花びらが様々に変化する狂いの芸が特徴で、御苑独自の仕立てと、全体の色彩の変化と配列の美しい花壇です。新宿御苑の菊花壇の中でももっとも古い歴史のある植え込み様式です。』

「(一財)国民公園協会新宿御苑ホームページより転載」

7.

『 <一文字、管物菊花壇>

作り始め:大正14年(1925)  木の素材をいかした障子屋根の上家に、一文字菊13品種97株、管物菊13品種97株の計194株を22列に1本仕立てで植え込んだ花壇です。

一文字菊は一重咲きで、花びらが平たく幅広く伸びるのが特徴です。この菊は御紋章菊ともよばれています。

管物菊とは、すべての花びらが管状になっている菊で、花びらの太いものを太管物菊、細いものを細管物菊、その中間の太さのものを間管菊とよんでいます。この花壇に用いるのは細管物菊で、一般に栽培されている玉巻性のものではなく、細く長く雄大な花びらを持つ品種で、新宿御苑で独自に作り上げた品種を用いています。』

「(一財)国民公園協会新宿御苑ホームページより転載」 始めて観た新宿御苑の菊の展示会。展示されている個々の花は言うまでもなく、歴史ある展示様式もお見事の一言以外に言いようがありませんでした。残念なことは午後になり充分な光の下で見られなかったことです。

       

No.8 〜No.16 1. 大菊花壇

         

No.17 〜No.32 2. 肥後菊花壇

                

No.33 〜No.39 3. 懸崖作り花壇

       

No.40 〜No.51 4. 伊勢菊、丁子菊。嵯峨菊花壇

            

No.52 〜No.61 5.大作り花壇

          

No.62 〜No.72 6. 江戸菊花壇

           

No.73 〜No.82 7. 一文字菊、管物菊花壇

          

                     


Nov.2008 撮影:高橋明紀代

       


公園

Park

May 2006 瀧山幸伸  source movie

   

                

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