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東京都台東区 国際子ども図書館(旧帝国図書館)

International library of children's literature,Taitoku,Tokyo

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Jan.17, 2015 松田浩志

『国際子ども図書館の建物は、1906(明治39)年に帝国図書館として建てられ、1929(昭和4)年に増築された明治期ルネサンス様式の建物を再生・利用したものです。

戦後、帝国図書館は国立図書館と名称が変わり、1948(昭和23)年に国立国会図書館が創設されてその支部図書館となってからは1998(平成10)年まで支部上野図書館の施設として使用されていました。

そして2000(平成12)年、装いも新たに国立初の児童書専門図書館として開館いたしました。』

『子どもへのサービスについては、第一線の図書館サービスを支援し活性化させること、及び全国の子どもたちが等しくサービスを享受し得ることを原則とする。非来館型サービスとして、電子図書館機能を活用しネットワークを通じて、各地の図書館や学校で子どもたちが本施設の持つ資料・情報を利用できるようにする。来館する子どもへのサービスとしては、読書のおもしろさや身近な図書館の世界に親しむきっかけを与える「子どもと本のふれあいの場」として展示、各種イベントの企画・実施や見学等のサービスを行う。』

国際子ども図書館ホームページより転載

                                       

上野動物園前の遊園地

     


Oct. / Dec.2008 撮影/文 柴田由紀江

東京都台東区上野公園12-49

明治39年(1906年)竣工 

設計者:久留正道、真水英夫、岡田時太郎

構造:鉄骨補強煉瓦造、一部鉄筋コンクリート造3階建て、一部7階、地下1階

東京都選定歴史的建造物 2002年、安藤忠雄による大規模な改修補強工事な施された。

外壁の外側にガラスを巡らし、まるで竣工時の姿を閉じ込めたようなユニークな保存方法である。

図書室内は撮影禁止であったが、手摺り子の美しい階段室、見事なモールディングの天井、ルネッサンスの香り漂う気品あふれる外観など、実に魅力的で貴重な存在だ。

「旧帝国図書館建築100周年記念サイト」も創設され、望ましい形で利用・保存されているこうした近代建築を訪ねるのは至福の時である。

                            

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