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トルコ共和国 インスタンブール アヤソフィア聖堂

Hagia Sofia,Isutannbul, Turkey

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Feb.2011 撮影/文:中山辰夫

世界遺産

アヤソフィア(ギリシャ語アギア・ソフィア)は聖なる叡智を意味し、この聖堂がギリシャ正教の本山だった。

360年、ビザンテインのコンスタテイウス2世によって聖堂が建てられたが、その後、度重なる火災に遭った。

532年にはニカの乱によりテオドシス2世の建てた聖堂が焼け落ちたため、ユステイアス帝は直ちに再建にかかり、537年にビザンテイン美術の最高傑作とされる大聖堂が完成した。

    

バチカン市国のサン・ピエトロ寺院はアヤソフィアより大きいが、建てられたのはお よそ千年も後のことだった。

アヤソフィアとバチカン宮殿(後ろ3枚・イタリア)

    

初代大統領、ムタファ・ケマル・アタテユルクの命により漆喰が丁寧に剥がされて、かつての美しいモザイクが姿をあらわし、1935年から博物館として公開された。

アヤソフィアの建造には領内各地から石材、特に大理石材が運ばれた。

堂内の緑色の柱はエフェソスのアルテミス神殿からのものとされる。

   

皇帝の門

ビザンチン期には皇族の入口として使用された。現在は一般の出口として使われている。

壁の上部には幼少のキリストとマリアを中心に、右手にコンスタンチノーブルの模型を手にした皇帝コンスタンチヌス、左手にはアヤソフィアの模型を持った皇帝ユスチニアヌスが表現されている。

 

一歩内部に足を踏み入れたとたんに、内部の豪華さに圧倒される。

   

直径31mの巨大ドームは高さ54mもの高さにあって、天上の国を想わせる。 

   

壁のそこここにはキリストのモザイク画が見える。

    

モザイク画 ギッシリと詰めて描かれている。

    

聖母子と皇帝家族のモザイク

モザイク画は、イエスを中心にした皇帝像、聖母子像などで、かなりの損傷が見られるがなお美しい。

  

キリストと女帝ゾエ夫妻のモザイク

女帝といわれたゾエは3人の夫を持ち、その度に夫の顔を描き直させた。ゾエだけが若い。

 

モザイク画の周りの装飾も優れているのがわかる。

    

壁を覆う多彩色の大理石は対照的にも並べられ美しい模様を描き出している。ランプの光で輝いて見える。

    

円盤

円盤に刻まれている文字は、唯一神アッラー、預言者モハメッド、そして4人のカリフ、モハッドの孫の名とされる

    

ステンドグラスも周りと調和が取れ、その明かりも眩い。

   

40の窓からさす光は明るく、堂内に光の帯をつくる。

皇帝が、「ソロモンよ!余はそなたを越えたり」と叫んだとされる寺院の内部。見飽きない。

見る場所ごとに見栄えが異なる。石だけで木材は全く使用されていない。

二階から見る堂内の光景は時間を忘れさせる。王族の礼拝堂もよく見える。

    

廻廊の佇まいの感じもいい。黒く光って見える円柱の並びに見ほれる。

    

透かし彫りが美しい円柱の柱頭

    

幸せをもたらす穴

大理石の柱に空いた小さな穴に親指を入れ、360度まわすことが出来たら幸せがやって来るといわれている。

ことの始まりはユステイニアヌス帝の頭痛である。彼は頭痛持ちで、どんな薬も効果が無かったのに、この柱に頭を押し付けると痛みが和らいだ。

この話が世間に広まり、大聖堂を訪れる信者たちは皆、この柱に頭を押し付けてご利益を願った。

    

テオドシウス帝時代の教会跡

アヤソフィアの正面入口前には、テオドシウス帝が建てた聖堂跡が残されている。円柱や壁の一部、羊を描いたレリーフなどが置かれている。

    

聖堂近辺で。

  

 

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