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和歌山県すさみ町 フェニックス褶曲
Phoenix fold, Susami town, Wakayama pref.

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March 18,2017 大野木康夫  movie

所在地 和歌山県西牟婁郡すさみ町口和深

この褶曲は、かつての海溝に堆積した牟婁層群の砂岩泥岩互層が海洋プレートの沈み込みによって付加体となる時に形成されました。
砂岩層が完全に固まる前に陸側に押し付けられ折りたたまれたものです。
地層は全体として上下が逆さまになっています。
世界的にも有名な褶曲で、中学校の理科の教科書にも採用されています。
(南紀熊野ジオパークHPより)

口和深のキサバ海岸の一部になります。
キサバ海岸東部の黒崎付近にある天鳥島にちなんで「天鳥の褶曲」とも呼ばれていましたが、南紀熊野ジオパークのジオサイトの名称は「フェニックス褶曲」です。
褶曲への道は急勾配の山道を下りて海沿いの岩礁を回り込むので、潮(干潮)、波高(低い)、天候(雨天はだめ)の3条件がそろった時に、足元の準備をしっかりしていく必要があります。
この日は晴れ、風は強いが波は穏やか、干潮は15時48分で潮位は45cmでした。

最寄り駅はJR紀勢線の見老津駅だと思いますが、バスが廃止され、町民バスの試験運行中ということで、公共交通機関で生野は不便だと思います。
車だと、紀勢道をすさみインターで降り、国道42号線に出て新宮方面に向かい、すさみ町の中心を過ぎて馬転坂トンネルを過ぎ、長井坂の入口を過ぎれば右手(海側)に黒潮台別荘地が見えます。そこから少し行けば山側に吉野熊野国立公園の案内板と山側に行く道の分岐点があり、その海側が褶曲に下りる道の入り口です。
海側に駐車スペースがあります。

  

車を停めて褶曲に向かいます。
ピンクのテープが目印と思って渓流の右岸を進むと断崖に出てしまいましたが、そこから渓流を渡って左岸に出れば本来の道に出ることができました。

      

帰路に写した正しい道です。
基本、渓流の左岸、国道の擁壁に沿って行きます。

   

途中、道が途切れるところでは一時的に渓流の右岸に行き、すぐ左岸に戻って擁壁沿いを道なりに進みます。

       

波の音がはっきり聞こえるようになったら、道が二股に分岐しているので、右側(海側)の急な九十九折の坂道を下ります。

   

ほどなくキサバ海岸の岩場の上に出ます。

 

岩場の上からの眺め

     

岩場は海に向かって右手のギザギザしたところを通れば簡単に下りることができます。

 

途中撮影もして、道も間違えてしまいましたが、およそ10分で海岸に到達しました。

海岸からの眺め

       

海に向かって左手の大岩のうち、白い目玉のような部分がフェニックス褶曲ですが、褶曲を観察するには大岩の反対側に回り込む必要があります。

  

回り込む途中の岩場

 

フェニックス褶曲の付近の崖は海蝕洞になっており、回り込む際の一番の難所は、褶曲直下の狭い岩の割れ目(深さ1m強?)で、一旦割れ目の中の波をかぶる丸みを帯びた岩に下り、反対側をよじ登る必要がありました。
登るときは身長176cmの私のへそくらいの高さまで足場がないので、膝を置いて岩場のとっかかり(掴みやすいです。)をつかんでよじ登りました。帰路も同じです。
割れ目はもう一つありますが、海蝕洞の奥に回り込めば安全に超えることができます。

海蝕洞から岩場を海側に進めば、フェニックス褶曲が姿を現します。

     

海側には浸食されてベッドのような形になった岩もあります。

  

褶曲及び付近を10分ほど撮影しました。
折れ曲がり方が特殊ですが、規模が小さいような気がしますが、背後の崖上にも比較的大規模な褶曲があります。

                                    

帰路

            

行程は短いですが、足に負担がかかるほどの急勾配と、浅い岩の割れ目を越える必要があるので、訪問は体調が万全なときにした方がいいと思いますが、私でも三脚を含めた撮影機材を携帯して行くことができたので、そう難しい場所ではないと思いました。

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