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和歌山県田辺市 三栖廃寺塔跡

Misuhaiji touato,Tanabe city,Wakayama 

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Feb.16,2017 瀧山幸伸 source movie

字寺田ナル彌勒堂ノ前面ニ徑約六尺四寸ノ塔心礎アリ其表面中央ニハ直徑約二尺三寸深サ約二寸二分ノ圓柱孔ヲ刻シ更ニ其底面ノ中央ニ直徑約六寸深サ約三寸二分ノ舍利奉安孔ヲ刻セリ附近ヨリ奈良朝ノ様式ヲ示セル古瓦並ニ石造相輪ノ破片ヲ發見セリ (文化庁)

三栖廃寺は奈良時代前期(白鳳時代・七世紀後半)の創建とされ、塔跡の位置などから、法隆寺式伽藍配置で、寺域は方一町(約一〇〇メートル四方)と推定されている。白鳳時代の寺院跡としては近畿地方で最も南であり、古代牟婁郡牟婁郷の中心地における郡寺とも考えられている。 塔基壇上には、砂岩系の三角形状の自然石を利用した心礎が残っている。この心礎には心柱を受ける凹柱座があり、さらにその中には舎利を納める孔が穿たれているが、ほかに後世に削られたと考えられる痕跡もある。(田辺市教育委員会)

                               

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