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和歌山県和歌山市 阿弥陀寺

Amidaji,Wakayama city,wakayama

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和歌山市鳴神1095 阿弥陀寺本堂(旧紀伊藩台徳院霊屋) 重文 近世以前/寺院 江戸前期 寛永10(1633) 桁行五間、梁間五間、一重、寄棟造、向拝一間、本瓦葺 棟札2枚、寄進帳1冊 20180817

 
Feb.2,2019 瀧山幸伸

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May 2018 酒井英樹

 阿弥陀寺は和歌山市街東方に所在する浄土宗寺院であるが、創建等詳細は不明。

<本堂>

 本堂は紀伊藩が和歌山城下の大智寺に寛永10 年(1633)に造営した2代将軍徳川秀忠(台徳院)の霊屋を明治4年(1871)に移築したもの。

 大智寺は寛永9年(1632)に紀州徳川家初代藩主徳川頼宣が兄である徳川秀忠の霊を祀るために創建した寺で、代々の藩主もこの寺に祀られるようになったが、明治維新になり廃寺となった。

 本堂は桁行五間、梁間五間の規模で、内部は中央の三間四方を内陣としてその中央後寄りに須弥壇を置き周囲の外陣では海老虹梁を架けて柱同士をつなぐ。

 外観及び内部ともに禅宗様を採用しつつ、各所に繊細かつ秀逸な彫刻を配し、建物全体に極彩色を施していた。

 徳川将軍を祀る廟所にふさわしい優れた意匠の霊廟建築として、「意匠的に優秀なもの、歴史的価値の高いもの」として平成30年5月に重要文化財に答申されている。

          

 《彫刻》

     

 《木鼻彫刻》

  

 《蟇股彫刻》

   

 《手挟彫刻》

  

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