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和歌山県湯浅町 湯浅
Yuasa,Yuasa town,Wakayama

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 Nature
 
 
 Water
 
 
 Flower
 
 Culture
 
醤油発祥の古い街並
 Facility
 
 Food
 

July 2012 瀧山幸伸 HD video

A camera
                                   


B camera
                                                              




Dec.2007 撮影:高橋久美子

                    




Dec.2006 瀧山幸伸 Preview video 500Kbps HD Video Video FAQ

大豆を使ったしょうゆは、日本のみならず、中国、朝鮮、タイ、インドネシアにもある。現在の醤油のルーツは金山寺味噌とされ、13世紀頃、南宋鎮江の金山寺での製法を、紀州由良興国寺の開祖法燈円明國師が日本に伝え、湯浅周辺で金山寺味噌作りが広まったとされるが、史実は確認されていない。この味噌の溜(たまり)がたまり醤油の原型である。

湯浅は船運の便がよく、原料の調達においても製品の配送においても地理的に有利であり、後背の山からの伏流水が海岸付近で湧き出すため、醸造の水にも恵まれた。さらに紀州藩の保護を受け、醤油醸造業が発展した。
また、この地は熊野参詣道の宿場町としての性格も兼ね備えている。町の中心部を熊野古道が通り、都から熊野への参詣者の多くがこの地に立ち寄った。
街並は醸造町としての性格が強く、平成18年(2006)には国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
そのシンボルとも言えるのが、角長醤油の醸造蔵であり、海に隣接した蔵が立ち並ぶ景観は独特である。醸造の中心北町と、熊野古道との中間に位置する鍛冶町は、厨子(つし)二階に虫籠窓を持つ平入りの家屋を主とする。
旧熊野古道沿いの町屋の軒先には「熊野古道」の名が入った提灯が下がり、大いに夜景演出に貢献している。

近くには、漆器の街並黒江もあり、その街並も堪能できる。熊野が世界遺産に登録されてからは、田辺から熊野までの熊野古道の一部だけが脚光を浴びているのだが、湯浅付近の熊野古道をたどれば、藤原定家が白河上皇に随行した熊野御行記で「熊野路第一の美景」と称えた御所の芝も近い。また、長保寺は鎌倉時代の国宝建築を誇り、古くは一条天皇の定子に仕えた紫式部ゆかりであり、江戸時代の紀州藩主が眠る文化度の高い古刹である。
背後の山のミカンはもちろん有名だが、海の魚、特にシラスも隠れた名産だ。それに加え醤油独特の香りに包まれ、暗く静かな夜を持つ落ち着いた街並は、食べ物と熊野古道の文化とを楽しめ、遠いながらも訪問に値する。

 



 

角長醤油
        

北町
                   

鍛治町
    

湯浅醤油を使ったたこ焼き
         

魚店
         

熊野古道
   

北町
        

二の丸温泉
  

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