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山形県米沢市 旧米沢高等工業学校本館
Old Yonezawa Institute of technology (Yamagata University college of technology) ,Yonezawa city,yamagata

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米沢市城南四丁目3-16 旧米沢高等工業学校本館 重文 近代/学校 明治 明治43(1910) 木造、建築面積1,305.8u、二階建、鉄板及び桟瓦葺 設計図90枚、工事仕様書1冊 19730602



Nov.2008 撮影/文 柴田由紀江

旧米沢高等工業学校本館(山形大学工学部内)
山形県米沢市城南4-3-16
明治43年(1910年)竣工 設計者:中島泉次郎
昭和48年、国の重要文化財の指定を受ける

旧米沢高等工業学校本館(現山形大学工学部)は、東京・大阪・京都・名古屋・熊本・仙台に続いて、全国第7番目の高等工業学校として明治43年に開校した。
誘致にあたっては、敷地の寄付や住民の立ち退き、米沢市や山形県からの寄付と、更に地域住民からの募金活動まで行われ、ようやく開校の決定にこぎつけたという。
この建物の設計は、文部省建築課の設計技師で名古屋・仙台の高等工業学校本館や東北帝国大学の理科大学、医科大学の本館の設計を手がけた中島泉次郎氏によるものであると、最近明らかになった。
木造2階建ての洋館は正面の幅が94mという大規模な建造物で、外壁は下見板張りでモスグリーン色の木枠をアクセントにしたネオバロック様式の優美な外観を通りに向け堂々と佇んでいた。
バルコニーが突き出た伝統的な意匠の玄関から、シンメトリーに位置する左右の階段ホールの尖った屋根が更に表面に立体感を持たせ、華麗さを増している。
米沢駅の駅舎のモデルにもされたというこの建築物は、現在は工業学校の歴史を振り返る資料が展示され一般公開されている。
幾種類もの瓦と、窓枠の装飾、一つ一つは決して華美ではないものの、淡いクリーム色の外壁とモスグリーンの縁取りのコントラストが、北里研究所本館・医学館にも似た優美さであり、撮影を終えても去りがたい気持でいっぱいになった。

             





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