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山口県山口市 岸見の石風呂

Kishimi ishiburo,Yamaguchi city,yamaguchi

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May 23 2016 瀧山幸伸 source movie

重要有形民俗文化財

 石風呂とは、石室の中で柴を燃やして石を焼き、医療の目的で蒸気浴あるいは熱気浴を行うための施設である。

 石室の構造には2つの様式がみられる。1つは石を積みあげた上に粘土を塗りこめ、内部の土間もたたきになっているもので、もう1つは石を積みあげただけで、土間も石だたみになっているものである。

我が国では一般に、前者は沿岸部に多くみられ、海水をかけた海藻を焼けた石室内に敷いて湯気をたてる方式で蒸気浴を行い、後者は山間部に多くみられ、専ら熱気浴を目的とするものである。

 岸見の石風呂は、このうち後者にあたる。最大幅は4.4㍍、最大奥行3.6㍍、高さ1.8㍍の石積式蒸風呂で、現在も使用されている。

 山間部に多くみられる熱気浴をするための石風呂の典型例の一つであり、我が国の石風呂の利用を考える上で重要なものである。(文化庁)

現役で使われている。

                                   

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