Monthly Web Magazine Oct. 2016

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■ Raw現像ソフト比較 川村由幸

カメラの追加投資やなにならで、現在3つのRaw現像ソフトを使いまわしています。
CaptureOneはSONYのカメラと共に手に入れたものでSONYのカメラで撮影した画像のみの現像で使用しています。
Lightroomも古いバージョンで新しいカメラの現像はDNG Converter経由で使用しています。
唯一、フリーソフトのRaw Therateeだけが、私のハードウェア全てに対応しています。
そんな環境で3つのソフトを使用してみると、ソフトで現像後の画像が随分と違う印象を与えるものになっています。
まずは画像を見比べて見て下さい。

CaptureOne                                  Lightroom                                  Raw Therapee

   

                           

                            

   

   

                           

                           

CaptureOneはSONYのカメラで撮影した画像しか現像できないため、比較画像が不足しています。お許しください。
まず感じるのはLightroomの明るく、クリアーで派手な色彩です。ナチュラルかと言われれば、実際に肉眼で見たものとは違うな〜とは感じます。Lightroomの現像は「自動階調」「ポジブリント調」のみです。
古民家や古い街並みなどしっとりと落ち着いた画像にはCaptureOneが向いているように感じます。
このような画像ではLightroomの派手さが仇となっていると思います。
RawTherapeeはその中間でしょうか。ただ、桜の画像などでLightroomと比べると一枚膜が掛かっているようです。
フリーソフトですから文句は言えませんが少し残念な気がします。
もちろん、各ソフト共に操作方法が異なり、又ソフトを使用する側の技量にも大きく影響を受けます。
熟練のカメラマンならRawTherapeeでLightroomのように現像できるのかもしれません。
私の未熟な技量で発生するRaw現像ソフトの差と言うべきなのでしょう。