Monthly Web Magazine Apr. 2017
山口県の日本海に面した城下町・萩から、瀬戸内海に面する防府・三田尻までを結ぶ萩往還。
参勤交代の御成道として整備され、吉田松陰や高杉晋作などの維新の志士なども使用した歴史の道で、国の史跡に指定されています。
その萩往還をウオーキングするイベントが3月末に行われました。
コースは2つ。20.3キロコースと11.3キロコース。
思い切って20.3キロコースに参加してみました。あまり参加する人はいないのではないか、と思っていたのですが、頂いたゼッケン番号が500番代。
集合場所へ行ってみると、そこには700人を超える人だかり。
もう一つのコースにも同じくらいの人が参加されていたようで、合計1500人近くが萩往還を一斉に歩いたようです。
まばらになるまでは、ぞろぞろとまるでかつての大名行列の様子。
武士や足軽の姿を彷彿させました。
整備してあるといえども、山の中を進むわけで、途中携帯電話もつながらない箇所もあり、開催者の案内がなければわからないところも。
その上、途中、国道を歩るかなければならず、滅多に人が歩いてない道なので、スピードを出す車もあり、スタッフのスピード落とせの旗がどんなに心強かったことか。
結局、ゴールまで5時間半の長い道のりとなりました。
それでも全長の53キロメートルからすると半分以下、昔の人の苦労がよくわかります。