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Monthly Web Magazine Sep. 2017

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■ 西日本やきとり祭り in 長門  蒲池眞佐子

全国あちらこちらで食のフェスティバルが行われ、そのたびに大行列です。

山口県の長門市でも毎年焼き鳥祭りが行われています。

古来より神聖なものとして、山口県の神社境内に飼われている長鳴鶏の黒柏鶏、天然記念物にも指定されています。その黒柏鶏を元に肉食鶏として誕生したのが長州黒かしわです。

長門市は日本7大やきとりタウンの一つとされ、このやきとりの聖地長門で西日本焼き鳥祭りが行われました。

新幹線各停のこだまが停車する厚狭駅からおよそ60分、幕末ISHIN号とペイントされた電車に乗って長門市へ。幕末ISHIN号は、2018年に「明治維新150年」を迎える幕末維新をテーマにした広域プロジェクトの1つです。

  

会場ではすでにもうもうとした煙、人の行列、焼き鳥の美味しいこと。

傍らには新鮮なあわび、牡蠣、さざえのつぼ焼きなど。ところが、あわびが網の上で焼かれて踊っている姿や、焼き鳥など、食い意地が張っている私はすっかり食べることばかり考え、写真を撮るのを忘れてしまって、なんとも情けない。

  

買ったものを海を見ながらのんびりと食べる贅沢、美味しいって幸せです。

ふと後ろを振り向けば、熊本県震災復興の募金集めを行う猿回しが行われてました。

    

山口県ではこれから明治維新150年のイベントが次々と行われる予定ですので、ちょくちょく行ってみようかな、と思っています。