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12月19日(月曜日)

6時過ぎ起床。まだ真っ暗。

朝風呂に入る。海の向こうに志布志の街の明かりが見える。美しい。

朝方、 十六夜の、いざようような月を志布志湾の向こうに見た。

青白く美しい。月の光が海面に反射して幻想的だ。

東京でも同じ月が見えるのだろうか。

月は人を詩人にする。ロマンチックなひととき。

ようやく日が昇る。7時過ぎの朝ご飯は一番乗り。

朝日を受けて、朝食。180度の見晴らしは絶景。

東の都井岬、沿岸には朝もやが漂う。海水の温度が高く、西風が冷たいからだろう。

幻想的な光景だ。撮影したけれど、雰囲気が撮れているかどうか。

このホテルは、外観は地中海風で立派だ。スペインのホテルみたい。

朝はオヤジさんがカウンターに。昨晩のお嬢さんはいないんだなあ、、、。

 二階堂家 肝付町

Nikaigouke

薩摩二ツ家の連棟式茅葺民家。

周囲の山に囲まれた、静かな環境。山を借景として、枯山水の庭園を囲む。

大きな石で橋と庭石を作る。この石、何処から持ってきたんだろう。

ゆっくりと時間を過ごす。民家は落ち着く。

在原業平は、「かきつばた」を詠んだが、その心境。

「か」らごもろ 「き」つつなれにし 「つ」ましあれば 「は」るばるきたる 「た」びをしぞおもふ

今の季節には、こんなものか、、、

「か」にかくに 「き」みのおもかげ 「つ」つましき 「は」るまだきなる 「た」なだのつきかも

薩摩高山二階堂家にて詠める。

鹿屋、垂水を経由して桜島へ。

 桜島 

Sakurajima

途中の海はサファイアのように透き通っている。

映画ホタルのロケ地を通る。桜島が海越しに美しい。

ホタル、叙情的な良い映画だったけど、興行としては厳しかっただろうな。

知覧の特攻記念館、涙せずには居られない。一昨年の今時訪問したので今回は割愛。

知覧の武家町は素晴らしい。生垣園芸の天才が住んでいるのだろうか。

芸術的な刈りこみだった。

溶岩ロードを通り、桜島フェリーで鹿児島に渡る。

薩摩藩が紡績工場を建設した近代化遺産を訪ねる。

 旧鹿児島紡績所技師館

Kagoshima bousekisho gishikan 

ほったらかしの印象。良い資料が展示してあるのに残念だ。

 旧集成館機械工場 

Shuuseikan

現在は資料館となっている。

 仙巌園(磯庭園) 

Sengan en

磯庭園にかなりの時間を割く。

名勝の庭園は何処も素晴らしい。

鹿児島、熊本、柳川、福岡、全ての大名庭園が名勝となっている。

柳川の御花は、旧大名庭園を利用した素晴らしい料亭旅館だ。

彦根の井伊のお屋敷も宿泊は素晴らしかった。

 城山

Shiroyama 

西郷の隠れ洞窟、樹齢400年のクスの大木、そして、鹿児島の町を見下ろし、桜島を見上げる。絶景かな。

カメラの液晶モニターが壊れる。鹿児島のビクターに電話したが、福岡に郵送しなければ修理できないとか。

やむなくファインダーで撮影。カメラを固定して撮影しなければならない。つらい。

蒲生のクスノキを見るか、霧島へ直行するか迷った末、霧島へ。

 霧島温泉 

Kirishima onsen

6時過ぎ到着。周囲は真っ暗。

以前訪れた新燃荘は、雪のため不通。

温泉に入って車で寝ようかと思ったが、観光案内所で民宿を紹介してもらった。ラッキー。

 民宿みはし

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 General
 
 
 Nature
 
温泉の質
 Water
 
 Flower
 
 Culture
 
 Facility
 
 
 Food
 

質素な食事だが、風呂はかけ流し。自分で好きなだけバルブを調節する。

硫黄泉。 透明な湯だけれど、しっかり硫黄の匂い。満足。

久しぶりの民宿。豪華な宿もいいけど、開き直れば民宿も国民宿舎も楽しい。

コンビニで漬物買っておいてよかった。部屋でエビスビールを味わう。

一人で寂しいけれど、それなりに至福の時。

霧氷を撮影したいが、めったに見られないらしい。今夜はゆっくり寝よう。

明日は鹿児島から熊本人吉へ。 たくさんの重要文化財が待っている。

17夜、立ち待ちの月。立って待つほどの状況に無く、朝になってから月を見よう。

安宿の問題は、布団が小さいこと。足が出ちゃうんだな。

冬寒いときは安宿には暖房が無いのでつらい。何度も目が覚めた。結局寝袋のほうが快適。

車に寝れば、夜明け前に目が覚めるので、夜明けの一番美しい瞬間の撮影ができるメリットもある。

小さい宿で夜明け前にざわざわすると皆に迷惑になるし、怪しまれる。

大きな団体向けの宿はサービスも食事も値段につりあわない。とかく宿選びは難しい。

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