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2005年12月20日(火曜日)

7時前に起床。すぐ朝風呂に。

霧島の湯は硫黄が強くて気持ちよい。

月は見忘れた。

8時前には出発し、霧島神宮へ。

眼下に桜島と錦江湾を望む絶景のドライブ。

 霧島神宮 

Kirishima jingu

朝の神社は静寂そのもの。

正面から見る神社は、背後の山から、本殿、拝殿と段になって折り重なっている。

このような立体的な建築を見ると、現代の建築家の発想が貧弱に思えてくる。

背後の森林が朝日を浴びて美しい。

拝殿の飾りと塗りが一部日光を受けて輝いている。

それにしても静かだ。

高千穂峰を望む御池へ。霧島の連山は美しい。阿蘇よりも好きだ。

 御池 

Oike

山が水面に反射している。

月が山の隣にぽっかりと浮かんでいる。燃え残った線香花火のようだ。

湖面間近に鴨が泳ぐ。

 狭野神社の杉並木

Sano jinja

天然記念物。杉並木は日光のほうがスケールが大きくて素晴らしい。

 都城 與玉神社 

Okitama jinja

ここの重要文化財は扉が閉まっていて見られない。

やむなく高速で蒲生へ。

 蒲生八幡神社 日本一の大クスの巨木 

Kamou hachiman jinja

想定樹齢1500年。とにかく大きな幹だ。

背後の森にもたくさんの大木が繁る。この境内地は南に面し、明るい。

まほろばとはこのことを言うのだろう。

土地には、このようなハレの土地と、洪水や地すべりなどの災害が起きるケの土地がある。

土地が安いからといって、間違ってもケの土地に住んではいけない。

欧米では自己責任原則が徹底しているから公の補助は考えられない。

オカミに任せれば安心と言うのはいかにも日本的。

国や公共を信じないのが世界のルールだけれど、日本人は甘えているのかも。

 いむた池 

Imuta pond

カルデラ湖には、泥炭層が堆積している。ラムサール条約に登録された、野鳥の天国。

コハクチョウがばさばさと勢いのある羽音で飛翔する姿は感動物。

これはビデオならでは。写真では動きと音が表現できないから。

 いむた池アクアイム

生態系保存資料館。いむた池の生態系が学べる。

 大口祁答院(けどういん)家住宅

Kedouin residence 

 非公開だが、茅葺の素朴な民家。屋敷林と石垣が美しい。

 大口 八幡神社 

Okuchi Hachiman jinja

琉球様式が混交した朱色の本殿は小さいが美しい。柱の彫刻も美しい。

 菱刈箱崎神社

Hishikari Hakozaki jinja 

小さい粗末な神社。それだけに、拝殿に自由に参拝でき、本殿もすぐ近くで撮影できた。

夕日差し込む拝殿を、本殿の奥から眺める。普段とは逆の視界なので不思議な光景だ。

神様もこうやって人々を眺めるのだろうか。

夕暮れの中、人吉温泉へ。

国民宿舎くまがわ荘

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 General
 
 Nature
 
 Water
 
温泉
 Flower
 
 Culture
 
 
 Facility
 
 Food
 
 

フロントの方は気さくで印象が良いのだが、年季の入った建物なので宿泊は辞退。

夕食は1575円の鮎定食。なんと、入浴料も含まれている。

ぬるいナトリウム泉が肌に気持ちよい。水を3割加水して温度を下げている。

期待していなかったが、9品の豪華な?食事。

鮎の塩焼き。当然冷凍だが、おいしい。

鹿のてんぷら。鯨のような味。結構いける。

肉なべ、鯉のカルパッチョ、茶碗蒸し、ご飯、香の物、お吸い物。

柿とオレンジのデザート。柿が冷たくておいしい。

満足まんぞく。料理人に感謝。

さらに、百種類近い球磨焼酎の一升瓶を選んで飲める。ほとんどは一合250円。

お湯割で、体もココロもほかほか。

汗をかいたので食後に一風呂。

フロントのお兄さんも気さく。宿評価:1つ星(古いが、湯とフロントのお兄さんが良い)

ロビーでパソコンを使って仕事のメールを仕上げ、日記アップ。

明日の調査予定地を調べて、仕事したら体が冷えたから、もう一度風呂に入ろう。

今夜は寝袋。枕を買ったから安眠できそう。

それにしても、一人は寂しい。

ぬばたまの ひとよのちぎり おもへども わがうつせみの みやこにあらねば

 ひとよしにて詠める 

ちはやふる かみともにある たかちほの きりしまのみず いのちなるみゆ

 きりしまにて詠める

18夜、居待ちの月。部屋で月を待つこともできず、10時ごろ就寝。

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