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■■■ 「四国漫遊記」 川村由幸

11/9〜11までの三日間、四国の東側を旅行してきました。

羽田7:40一番のANA高松空港へ、そこからまっすぐレンタカーで高松港に向かい小豆島行きのフェリーに乗船しました。屋島を右手に見ながら小豆島にむかいました。

内海の瀬戸内海ですから波もなく、快適な一時間の船旅でした。

小豆島上陸はちょうど昼、まっすぐ上の画像の日本料理「島活」さんに伺い新鮮なお刺身を堪能しました。

小豆島では、先ず寒霞渓へ。曇空で紅葉の色が今一つでしたが、それでもその美しさに目を奪われました。

麓の駐車場からケーブルカーで山頂に向かうのですが、このケーブルカーから見る紅葉が最高です。

次に中山地区にある農村歌舞伎舞台と棚田に行きました。

十月にはこの舞台で地元の方々による歌舞伎公演があるそうです。

役者のいない舞台はひっそりとしているものの幽玄な雰囲気を漂わせていました。

棚田は全部で800枚ほどだそうです。

稲刈りの済んだ棚田には歌舞伎舞台同様、人の気配もなく静かで、観光客も我々だけでした。

一泊目は小豆島の苗羽地区にある島宿「真理」に宿泊しました。部屋のお風呂も温泉です。

食事は醤(ひしお)料理といってお醤油やもろみを使った特色のあるものでした。

2日目のスタートは徳島県美馬市の脇町から。

ここは「うだつ」の上がった家々が続き美しい町並みを形成しています。

ここも観光客はほとんどおらず、静かにそしてのんびりと景観を楽しむことができました。

ただ、観光客が少ないとこの伝統的な景観の維持・管理には大きな苦労が伴うことだろうことを心配します。

三好市西祖谷のかずら橋は雨でした。雨に濡れた橋を渡るのは勇気のいるものでした。

谷底が丸見えになるほどに粗い木組みの上を歩くのは、かずらの欄干に捕まらないと不可能です。

二泊目は高知の「オーベルジュ土佐山」。

宿がすごい山奥で向かう道がとても細く、暗くなって車を走らせると不安が頭をもたげてくるほどでした。

ヴィラという離れ形式の部屋に宿泊しましたが、その夜に大雨が降りその音で寝付けないほどで、傍の清流の氾濫を心配するほどでした。

3日目は、高知から室戸岬まで100kmを一気に移動。奇岩の続く岬の海岸を散策しました。

岬のあとは同じ室戸市の吉良川に立ち寄りました。

土佐漆喰を守るために水切瓦が家の壁に取り付けられているという特異な外観の家と「いしぐろ」と呼ばれる石を積み重ねただけの塀のある古い街並みです。

ここも観光客など我々以外おらず、地元の方に水切瓦の役割など説明していただきました。

高知に戻り、桂浜へ。竜馬の像を上の画像のような角度で見ることができました。

像の隣に櫓が組まれており、それを登って竜馬像を観察できるようになっています。

最後にここ高知城に立ち寄り、高知竜馬空港から羽田に向かいました。

高知城は、改修中で天守閣には登れませんでした。

木造の城として現存するものは数少ないとのこと。

今年から来年にかけては、NHKの「坂の上の雲」に代表されるように四国にスポットが当たっています。

皆さんもおでかけになってはいかがでしょう。

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